静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

6/7 3/20 スカレッティーナ演劇研究所 実験室朗読会『たなごころ』Aチーム・Cチーム@東中野RAFT

 


 10月にナゴヤ座を卒業された二代目名古屋参太郎こと坂口裕哉さんの東京一発目、『たなごころ』!告知を見て即決し、行ってきました!

 

 今回坂口さんが朗読されたのは、川端康成の『掌の小説』。文学を理解せぬ国文学生なので川端康成といえば『雪国』と『伊豆の踊子』しか知らなかったのですが読んだこともないです、なんと家の本棚にあるとのことで引っ張りだして読んでみました。読んだといってもバイトに次ぐバイトで新幹線の中しか殆ど時間が取れなかったため、結局半分ほどしか読み終わらなかったのですが、その中でも「駿河の令嬢」と「金糸雀」はとても好みの作品だなと感じました。

 


 さて、東中野駅から歩くこと15分、高級そうな住宅地を抜け辿り着いたのはなんとなくお洒落な気がする劇場でした。開演前に並んでいたのがナゴヤ座で会いなれたフォロワーさんばかりで安心感が凄かったです。


 入場すると、左右の壁際に客席があり、真ん中の空間に椅子が六脚。坂口さんはどこに来るのか……!?と取り敢えず中央に座りました。

 


 Aチームで坂口さんが朗読されたのはなんと「駿河の令嬢」!読んでいる時に想像していた落ち着いた男性の声と、坂口さんの声音がとてもマッチしていて、想像通りだ!と嬉しくなりました。列車の中の情景が想像しやすく、とても臨場感がありました。
 また、Cチームで坂口さんが朗読された「日向」は、海辺の様子がありありと浮かぶ色彩豊かな朗読に仕上がっていて、また一つ新しい坂口さんに出会えたなと感じました。

 

 また、Cチームでは「金糸雀」の朗読も拝見することができました!「金糸雀」を朗読されていた方の雰囲気が、「金糸雀」に抱いていた凛とした女性のイメージにぴったりで、より一層「金糸雀」という作品を好きになりました。

 


 余談ですが、Cチームの開場中に、どこに座れば坂口さんが見えやすいか、という話をしていたところ、受付のお兄さんに「一番奥ですよ!」と教えていただき、間近で拝見することができましたその節はありがとうございました。坂口さんの横顔が相変わらず綺麗でした!

 


 次に坂口さんのお芝居を拝見できるのがいつかは分かりませんが、成長が止まるところを知らないので、今後も目を離していられないなと思いました。
 次回のお知らせも楽しみにしています!

 

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