静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

GANKUTSU-O・八周年 2024.4.27-2024.5.1

4/27 『GANKUTSU-O』昼公演@ナゴヤ

4/28 『GANKUTSU-O』昼公演・夜公演@ナゴヤ

4/29 「ナゴヤ座八周年祭」昼之会@ナゴヤ

5/1 『GANKUTSU-O』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 GW開幕! 周年ウィーク初日はさすがにお仕事を休むわけにもいかず参陣できなかったのですが、土曜日から駆けつけてきました!

 

 

 

4/27

~配役~

エドモン・ダンテス:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

ファリア司祭/ファラオン号船員:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

ヴィルフォール:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

ダングラール:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

ヴァンパ/モレル/ナポレオン:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

ヤコポ/ファラオン号船員/ルイ十八世/部下:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

典獄/講談師:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

ゲスト:山本のぼるさん

 

 ずっと観たかったもののタイミングが合わず拝見できていなかったトラスケさんのヴィルフォールがようやく観られました! この日はもともとチケットを取っておらず、間に合えば最近開放が始まった受付ブースでのモニター観覧をしようかな、と行ってみたところ、なんと当日券が残っていたのでした。

 トラスケさんのヴィルフォールは笑っていることが多いことに加えて立ち振る舞いの端々に荒っぽさを感じて、元ヤンのような印象があったのがとても面白かったです。

 ヴィルフォールにとって大切なシーンがナポレオンの臨終の場だと思っているのですが、ずっとトラザさんヴィルフォールとトラスケさんナポレオンで拝見していたシーンを逆の配役で拝見できたのが嬉しかったです! この逆転の配役が観られると、ナゴヤ座って良いところだなと改めて思います。

 また、ワーテルローの戦いではトラザさんのヴァンパとの立ち回りを見ることができて嬉しかったです! 心なしか普段より立ち回りが少し早いように感じてわくわくしました。

 

 この日はダエモンさんのファリア司祭を久しぶりに拝見できました! 改めてダエモンさんのファリア司祭を見ると、お茶目要素がとても強くて目から鱗でした。

 そういえば梯子の下の階段のところにいつの間にか作られた引き出しをバシップ動画で知ったのですが、それ以来ずっと道具を使わないトラスケさんのファリア司祭を拝見していたため、あの引き出しが本編中に使われているところを未だに見られずにいます。GW中は見られなさそうなので、GW明けたらどこかで拝見できたら嬉しいです。

 

 あと何だったっけな……。この日の夜に別界隈のライブに行ったのと、翌日・翌々日の記憶にどんどん塗り替えられていって記憶がぽろぽろ零れ落ちています。困った。

 

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4/28

~配役~

エドモン・ダンテス:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

ファリア司祭/ファラオン号船員:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

ヴィルフォール:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

ダングラール:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

ヴァンパ/モレル/ナポレオン:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

ヤコポ/ファラオン号船員/ルイ十八世/部下:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

典獄/講談師:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

ゲスト:水谷健さん

 

 先週友人が観にきてくれた際にサンキューさんの典獄がとても哀しい男だ、という話をしていたので、この日サンキューさんに注目して観ていたのですが、冒頭で収監されるエドモンをただただ虚無の顔で見つめていた典獄があまりにも恐ろしく、綺麗に二度見しました。今までこのシーン、メインの方に注目していて振り返って典獄の表情を見たことがなく、まさかあんなに感情の削ぎ落された顔をしているとは……と震えました。

 前回拝見した際の「亡霊だよ亡霊」のトーンが好きだったという感想をこのブログで述べていたのですが、また違った出力になっていたのがとても面白く、何度も繰り返し拝見することで味が出るサンキューさんにぴったりのお役なのだな……と思いました。

 

 また、この日サンエーさんのヴィルフォールもようやく拝見できました。サンエーさんのヴィルフォールはダングラールに送り付けた脅迫状を容赦なく踏みにじるのがあまりにも冷酷でダングラールに対する軽蔑があるのかな、と思いました。

 また、サンエーさんに久々に蛇らしさを感じて、サンエーさんの怖さはこれだよな、と思いました。

 

 トラザさんとシロウさんのヴァンパ・ヤコポコンビもようやく見られた組み合わせでした。毎度何かしらが起こるダングラールからの報酬の取り分を決めるシーンで、腕相撲の体勢になったのも面白かったのに、ダングラールに「レディゴーしろ」「歌え」と無茶ぶりをするお二人で笑いが堪えられませんでした。

 

 この日のゲストは水谷さんで、どのような設定で出てくるのかな、と思っていたら、イフ島に捕らえられた囚人役。しかもエドモンの独房に脱出用の盥を隠していたというのがとても面白かったです。昼夜共に盥を頭で受け止めたエドモンのニューロンは無事でしょうか。

 

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4/29

 いよいよ迎えた八周年当日! 現在沖縄で舞台に携わっておられる名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)もこの日のために帰名され、ナゴヤ座全座員揃っての周年祭を迎えられました!

 少し前から始まったモニター観覧もあり大賑わいの円頓寺。私も朝之会と夜之会はモニター観覧で参加しました。

 

 三部共通の企画は、サザザ伯爵の隠し財産を探すゲーム。朝之会で拝見していたため、昼之会で場内に入った途端目線の先に見つけてしまい、こんなところに……! と気になっていました。

 記憶の限り皆様の見つけたものを挙げていくと、まず名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)は「Youtubeで一人NARUKAMI」。サンジャクさんはNARUKAMIにご出演なさっていないため、どんな『NARUKAMI』ができあがるのかとても楽しみです。サンジャクさんが当時ご出演されていたら、白雲坊や黒雲坊はよくお似合いだっただろうな~! 

 続いてサンエーさんが「一週間毎日自撮り投稿」。永田さんとして毎週ご出演なさっているラジオで時々やってらっしゃる印象があるのですが、自撮りが少ないお方なのでこっそり楽しみにしています。

 トラザさんは「Youtubeに一か月間毎日筋トレ動画投稿」。年中繁忙期のような方なので、果たしてYoutubeに動画が上がるのか……? という疑惑もありつつ、推しの筋トレ動画があればこの筋トレを大の苦手とするおたくでもひょっとすると継続できるのでは……? と思うので、気長に待ちたいところです。

 ダエモンさんはずっと私の目の前にあった封筒を選んだところ、ナゴヤ座賞として入っていたプレステ5! 本当にもらえると聞いた途端場内を一周駆け回るダエモンさんが余りにも良い笑顔で大笑いしました。

 サンスケさんは「Youtubeで一人BENTEN the KID」! サンスケさんといえば弁天小僧菊之助というくらい思い出深いお役ですが、その他の役どころも全部演じるサンスケさんはとても気になります! 上方屋もまた観たいところです。というか、『BENTEN the KID』を極上ではなくてナゴヤ座で再演しませんか……!? 徳川園で拝見したトラスケさんの赤星十三郎も本編フルで観たいです。

 サンキューさんは「生らむバッハ3000円」(だった気がする)、トラスケさんは「タカ飯店3000円」。トラスケさんが座長の奢りで……と聞いて「全部ビールでいい!」と宣言なさっていたのが面白かったです。ナゴヤ座の飲める枠ですものね……! サンキューさんはしっかり「家族で行きます」と宣言なさっていて、そういうところが良いな……と思いました。

 ジューローさんはなんと昼之会の外れ枠である「一週間毎日ポエム投稿」! 綺麗に崩れ落ちる様子があまりにもお見事で、ジューローさんはやはり持っているな……と思いました。あの瞬間、ジューローさんがポエムを引きあてることを全員期待していたと思います。

 最後にシロウさんが引いたのが、「前か後ろの人の景品を横取り」。なんと昼は「誰かの景品を横取り」という最強カードを引いてトラスケさんから野田仙さんの履物を強奪したシロウさんでしたが、今回はポエムか一人NARUKAMIの究極の二択になりました。サンジャクさんが後ろ手に持った二枚のうち「左!」と選んだ方がポエムで履物を奪い取ったからか……!? と思ったのですが、夜之会でちゃっかりヲジマヤさんのお着物を手に入れておられて、やっぱりシロウさんは豪運だな……と思いました。一番の若手が全身良いものを手に入れられるのが素敵でした!

 

 そして昼之会のプレゼンターコーナー! 今年の昼之会のプレゼンターはダエモンさん、トラザさん、シロウさんのお三方。プレゼンターの御三方が袖に消え、何が始まるのか……? とわくわくしていると、『GANKUTSU-O』の重々しいテーマ曲と共に玉座にシロウさん……改め、クマモンテ伯爵が!

 面白いことに飢えているクマモンテ伯爵のため、チーム対抗戦で面白いことをすることになった一座の皆様。サンキューさん・サンエーさん・サンジャクさんの朝之会チーム、座長・サンスケさん・トラスケさんの昼之会チーム、そしてジューローさんチームの3チームに分かれて一発ギャグやモノマネやモノボケを入れ替わり立ち代り披露することになりました。3回戦あり、順に面白くないとクマモンテ伯爵に判断された座長、サンジャクさん、サンスケさんのエドモントリオが収監されていったのが面白かったです。どうしても収監されてしまうエドモン……! そしてMVPに選ばれたジューローさんはお歌を歌う栄誉がプレゼントされ、「ほこらの歌(昼の部むちゃぶり八周年お祝いver.)」がお披露目されました。本当にむちゃぶりだったしそれをやってのけたジューローさんが本当にお見事でした!

 

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5/1

~配役~

エドモン・ダンテス:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

ファリア司祭/ファラオン号船員:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

ヴィルフォール:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

ダングラール:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

ヴァンパ/モレル/ナポレオン:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

ヤコポ/ファラオン号船員/ルイ十八世/部下:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

典獄/講談師:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

ゲスト:紅愛さん・近藤りょーじさん(以下「りょーじさん」)

 

 この周年ウィークのゲストで一番大暴れの予感がしていたのがこの日。日替わりコーナーでまず紅愛さんがイフ島に来られて「N・G・Y」の歌唱がありました! 「N・G・Y」といえば、曲中に「名古屋と言ったら近藤りょーじ」という歌詞やギターソロがあるのですが、肝心のりょーじさんはナゴヤ座にいらっしゃるはずなのに姿が見当たりません。結果、昼は典獄、夜はエドモンによるエアギターソロの時間が生まれて、新鮮に面白かったです。

 そして紅愛さんはそのまま帰ってしまい、おたくがりょーじさんは!? と動揺しているのを放置してファリア司祭は浮かれるエドモンを強めに叱責。意気消沈しているエドモンのを呼びながら客席後方から現れたのはぬりかべを着たりょーじさんでした……! エドモンに「レイモン……!」と呼ばれたりょーじさんは、なんとレイモンではなく「近藤リョジモン」! すべてをフルスロットルで置き去りにしながら、4/20にリリースされた新曲「近藤リョジモンかかってこいよ」を披露してくださいました(?)。歌詞もリョジモン仕様になっていてそれだけでも笑ってしまったのですが、なんと段ボールを被ったその他の石たちも登場! 昼はクレモン(紅愛さん)とトラモン(トラザさん)だけだったのですが、夜はエーモン(サンエーさん)とオスイモン(トラスケさん)も登場して面白さが限界値でした。「近藤リョジモンかかってこいよ」では曲中おりたたみをするところがあるのですが、目の前にいたトラモンがおりたたみをしながら接近してくるのもとても面白かったです。

 

 そして実はサンキューさんのファリア司祭をようやく観ることができました! どういうファリア司祭なのかな? と思っていたのですが、今まで拝見してきたどのファリア司祭よりも老体で、原作に近しい体調面に懸念のあるキャラクタ性なのかなと思いました。

  ファリア司祭のお茶目さは持ちつつ、重さがある印象だったので、もっとじっくり観たいな……。

 

 また、この日久々にトラザさんのヴィルフォールも観られました。以前拝見した時よりお声のトーンが低めだったのかな? 以前拝見した時よりも怒りの感情が濃いヴィルフォールに感じて好きでした。ナポレオンの胸倉を掴むところ、あれが直接の死因になってしまうのでは? と思うくらい激しくて、普段のヴィルフォールの冷静な仮面を崩すのはやはりナポレオンなのだなとしみじみと思いました。

 なお、ヴィルフォールエドモンの元を訪れるのがリョジモンのシーンの直後だったため、あまりの温度差にひっくり返るかと思いました。

 

 トラスケさんのモレルも久々に拝見できたわけですが、トラスケさんのモレルはどこまでも立場が弱く、強く出られないところが好きです。

 一方でヴァンパの時は取り分を交渉するヤコポには負けるものの冷静さがあって、サンエーさんの冷ややかなヤコポとよく合っているなと思いました。

 

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 GWはまだまだ続くので、GW後半戦も八周年を全力で楽しみます!