静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

GANKUTSU-O 2024.2.17

2/17 『GANKUTSU-O -復讐の夜明け-』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 極上『SAZEN2』から2週間。お仕事をやっつけてナゴヤカブキ14『GANKUTSU-O 復讐の夜明け』初日を観てきました!

 

 原作となるデュマの『モンテ・クリスト伯』は今までタイトルを知っている以外は『Fate/Grand Order』で巌窟王を使っている以外縁がなく、ストーリーをちゃんと知らなかったため、ジュニア版の『モンテ・クリスト伯』(金の星社(以下「小説」)を読みました。

 

~配役~

エドモン・ダンテス:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

ファリア司祭/ファラオン号船員:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

ヴィルフォール:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

ダングラール:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

ヴァンパ/モレル/ナポレオン:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

ヤコポ/ファラオン号船員/ルイ十八世/部下:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

典獄/講談師:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

 

 普段は新作の前にそれぞれのキャラクタのビジュアルが発表されますが、今回はなんと初日にいらっしゃらない座長以外何も出ていない状況。誰がエドモンを演じるのか? というところから始まった初日でした。

 

 まず初の全員登場となったちょい見せ。ちょい見せの講談師は今回最も派手な衣装に身を包んだ典獄の担当でした。今までのちょい見せでは講談師は始めに語った後はほとんど話さないポジションでしたが、今回はほとんどが講談語りで台詞が少なめ。準備期間が少なかったため講談に任せる形にしたのかな? と思いつつも、新鮮な構成で面白く感じました。

 また、開幕直前のナゴヤザコバナシにて発表された登場人物の中にモレルがいなかったため、ナゴヤ座版では登場しないのか……と少ししょんぼりしていたのですが、トラスケさんがモレルとして登場し、大喜びしました。

 モレルのお衣装はグレーのスーツ。真っ赤なシャツが印象的なダングラールや、白黒のスーツ姿のヴィルフォールのどこか悪そうな雰囲気と対照的にどこまでも善人の雰囲気が漂っていたのが好きでした。

 ちょい見せの最後に登場し、意味深な言葉を残したヴィルフォールはあまりにも格好良くてとてもずるかったです。ヴィルフォールが巧みに唆すところ、小説でもエドモンの味方である振りをしていたことを思い出して好きだなと思いました。

 ジューローさん演じるダングラールは、爪を噛む癖があってとても良かったです! 爪を噛むという行為は不安やストレスの現れだと聞いたことがありますが、後輩であるエドモンに地位を脅かされることに対する恐怖がちょい見せから始まり本編まで度々表されていて好きでした。小心者が虚勢を張っているような、神経質なような、もう少し良い表現を見つけたような気がしたのですが、忘れてしまったので思い出したいところです。

 

 場内は『SAZEN0』の頃から大きく変わり、久々に花道が復活! また、舞台上のセットがすべて段ボールになっており、とても新鮮でした。途中で登場する武器などもうまく取り出されていて、そういう手があったのか、と衝撃でした。

 

 まず今回最も良い役どころだと思ったのは、シロウさんの典獄! 典獄の立場はずっと一貫していて、ただお金がもらえたら良いというのが面白かったです。それでいて、エドモンに対し「自分も亡霊のようなものかもしれない」と吐露する姿が興味深く、典獄という一人の人間の背景が気になりました。

 また、ナポレオンが脱走した際には、「俺様がいないからだ!」と豪語していて、さすが典獄だなと思いました。シロウさんの少しコミカルなお芝居も本当に良く、典獄という役との融合が素晴らしかったです。エドモンの食事を投げて寄越すのも良かった~!

 

 続いてヴァンパとヤコポ。

 トラスケさんがヴァンパとして登場した瞬間、まさか葉巻を吸うと思わず、光景の美しさにひっくり返るような心持ちでした。小説ではそのような描写を読んだ記憶はないのですが、地下通路に隠れ住んでいるのかもしれない、とも思いました。

 ワーテルローの戦いではカトラスでトラザさんと対峙しておられて、お二人の戦い方の差異が面白かったです。

 ヴァンパといえば、エドモンと繋がりがあるアウトローのイメージであったため、ダングラールからの依頼を受けエドモンを殺しに向かうのが新鮮でした。巌窟王と化したエドモンと再会する未来が来るのかな……?

 

 ナポレオンとしての登場はごく僅かだったものの、静かな威圧感と高潔さが見えて良かったです。

 

 ヤコポも物凄く良かった! ヤコポは、金で動くし金に貪欲だし、でもファリア司祭に追い返されると取り分を捨てても撤退しようとするし、とても人間らしくて面白いキャラクタだなと思いました。

 

 ルイ十八世は角度の都合でほとんど見えなかったのですが、正面側に入ることができたら注目してみたいところです。

 ヴィルフォールの部下も良い空気を出していて面白かったです。

 

 ダングラールについては既に少し触れたのですが、まだ触れていないところで面白かったのは、エドモンの告発状を書くシーン。ここ、わざと左手で書くという描写を小説で読んだ覚えがあったため、右手で書くのか! と驚きました。筆跡を変えることも思いつかないほど切羽詰まっているダングラールも良いなと思いました。なおその後ここのシーンは左手で書くようになったとのことで、それはそれでやっぱり好きだなと思いました。

 男爵にまで上り詰めたダングラールのお衣装は豹柄が入っていて、少し悪趣味なところがとても良かったです。どこまでいっても所詮金で買った爵位なのだということがお衣装からも分かる気がしました。

 また、ダングラールはワーテルローの戦いを経て男爵から伯爵に上り詰めていましたが、これはフェルナンがいないからなのでしょうか。メルセデスを取られたことへの復讐を誰が受けるのか、気になるところです。

 あとダングラール絡みの演出といえば、葛藤の中にいるダングラールを貫く一条の光。あの演出、ダングラールのよすがのように見えて面白かったです。

 

 ちょい見せで登場した瞬間からビジュアルでおたくを殴っていったのはヴィルフォール! ヴィルフォールは出世のためなら実父ですら差し出すという姿勢がとても好きです。どこまでも美しく凛として絶対悪であるナポレオンを裁くヴィルフォールですが、そのナポレオンの臨終に立ち会って動揺してしまうところに人間味を感じました。

 ところでナゴヤ座版のノワルティエは獄中で死亡しているのですね。小説のノワルティエのくだりが大好きだったので少し寂しいのですが、ノワルティエがいない世界での巌窟王による復讐のシナリオも気になるところです。

 ヴィルフォールのこと、もう少し言葉を尽くしたいところがいくつかあるのですが、追々触れます。たぶん。ワーテルローの戦いとか……。

 

 ファリア司祭はきっとダエさんだろう、と思っていた通り、茶目っ気もある良い司祭でした。ファリア司祭が受け継いだスパダ家の財産は、小説ではナポレオンの隠し財産ではなかったと思うのですが、ここがナポレオンと繋がることで、登場人物を一気にシャトー・ディフに集めてしまう脚本の手腕が巧みだなと思いました。

 また、修行の中で「東洋ではゴムパッチンで訓練する文化がある」「東洋の神秘だ」と仰っていて、その瞬間私の頭の中に怪盗クイーンとジョーカーがカットインしてきて大いにツボでしたはやみねかおる作品を読んでください)

 

 エドモンは今作ではまだ19歳の青年で始まるため、キービジュアルになっている座長ではなくサンスケさんが演じるからこそ「まだ何も成し遂げていない船乗り」が強調されていたように感じました。ダングラールやヴィルフォールに裏切られ、父のようなファリア司祭を失ったエドモンがモンテ・クリスト伯としてどう動いていくのか、早く観たい……! 7月の極上ナゴヤカブキが楽しみです。

 

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 今月は初日しか拝見できないのですが、次回拝見するまでに絶対新役が出るスケジュールだったので、3月が待ち遠しい……! まだ拝見できていない皆様のお芝居も早く観たいところです。

 とりあえず7月までは『GANKUTSU-O』モードなので、岩波文庫の『モンテ・クリスト伯』を読み始めても間に合いそう。海外文学は苦手ですがしっかり読んで解像度を高めたいです!

あるくなかく 2024.2.12

2/12 名古屋市中区事業 お茶挽き・お抹茶点て体験ワークショップ in 冨士屋本店(和かふぇ冨士屋) 1部@和かふぇ冨士屋

 

 

 ある日いつものようにXTwitterのTLを眺めていたら流れてきたこのお知らせ。行ってみたい気持ちのあった和かふぇ冨士屋さんで、ナゴヤ座の名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)、麗麗さんから紅愛さんと近藤りょーじさん(以下「りょーじさん」)がご出演で、しかもお抹茶がいただけるとなれば行くしか! と思い応募。ドレスコードが「和」とのことで、当日は朝からどたばたしながらお着物をふんわり着て参戦しました。

 

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 和かふぇ冨士屋さんは初めてお伺いしたのですが、ナゴヤ座のメンバーシップ動画で拝見していたため店内も何となく見覚えがあったのが面白かったです。また、入口から女将さんが参加者のコーディネートを褒めてくださっていて、お心遣いの素敵なお店だなと思いました! イベントが終わるまでの間に、女将さんだけでなく他のお店の方にもたくさんお褒めいただき、ありがたい限りでした……!

 

 店内は自由席。適当なところに着席したのですが、相席となった方々と軽くお話もできて良い機会だったなと思いました。

 

 今回のイベントについてのご挨拶をいただき、始まったのがご出演者の皆様による寸劇。

 

~配役~

看板娘 お藤:立花和泉さん(以下「立花さん」)

徳川宗春:名古屋山之助さん

チンピラ/家臣:紅愛さん、近藤りょーじさん

 

 初めに出てこられた立花さんが通路側に座っている方に何処から来たのか問いながら一番奥まで進まれたのですが、その際に私のいた卓だけ「大阪です……」「神奈川です……」という外れ値のような返答をしていて申し訳なさを感じました。

 

 また、今回配役等は事前に何もわかっていなかったため、紅愛さんが「宗春様ー!」と呼んでらっしゃるのを聞いた途端、サンスケさんが徳川宗春公であると理解してしまい、息を呑みました。ご登場なさった宗春様は一目でお藤に恋に落ちる惚れっぽい殿だったのですが、史実の奥方である春日野にもこうして惚れたのかな? と思いました。また、サンスケさんのお衣装に藤の花が入っており、藤輪の御紋だからだ! と金シャチ横丁で得た知識が役に立ちました。あとこの派手なお衣装がお浪さんを思い出させて少し懐かしくなりました。

 

 宗春様がお忍びでやってきたお茶屋さんに荒々しくやってきたのが、チンピラの紅愛さんとりょーじさん。お二人の出で立ちがナゴヤ座でよく拝見する柄タイツに尻端折りだったため、紅愛さんとりょーじさんの弥次喜多珍道中も観てみたいなと思ってしまいました……! 紅愛弥次さんとりょーじ喜多さん、絶対に良いコンビだと思います。

 家臣のお二人は抜け出してしまった宗春様の似顔絵を描いてくださったのですが、紅愛さんはどうみてもスライム、りょーじさんは掛けたお時間のわりに棒人間で大笑いしました。

 紅愛さんとりょーじさんはチンピラでも家臣でも客席をひたすら大笑いさせておられて、今年こそ周年ウィークのナゴヤ座にゲスト出演の可能性があるぞ……! とわくわくしました!

 また、お芝居には女将さんも女将さん役としてご出演。緊張なさったとのことでしたが、キャラクター性がしっかりしていて素敵でした!

 

 寸劇の終わりにはお藤によるお茶挽き、お抹茶点てのレクチャーがありました。ここ、サンスケさんがほぼ素で取り組んでらっしゃって面白かったです。

 一通りレクチャーが終わるといよいよ参加者もお茶挽き体験! お抹茶を点てるのは小学生の頃一年だけ茶道部だったため経験はあったのですが、お茶を挽くのはまるきり初めて。ぐるぐると臼を回して挽くのは少し大変でしたが楽しかったです!

 

 自分で挽いたお茶をいただきながら各卓を出演者の皆様が周ってくださり、少しお話する時間もあってとてもありがたかったです!

 今回のイベント、お芝居とお茶挽き体験を含めて2500円という破格の設定で、満足度に対して安すぎる……! と震えました。とても楽しかったので他の「あるくなかく」イベントにも参加したいなと思ったのですが、今回は予定が合わなさそうなので次回開催もお待ちしております……!

 和かふぇ冨士屋さんも一度伺ったことで入りやすくなったので、また機会を見つけて伺います!

SAZEN2 2024.2.3-2024.2.4

2/3 極上ナゴヤカブキ『SAZEN2』公開ゲネプロ@Lives NAGOYA

2/3 極上ナゴヤカブキ『SAZEN2』@Lives NAGOYA

2/4 極上ナゴヤカブキ『SAZEN2』昼公演・夜公演@Lives NAGOYA

2/4 極上ナゴヤカブキ『SAZEN2』後夜祭@Lives NAGOYA

 

 

 『SAZEN0』の幕引きから早2週間。「SAZEN」シリーズの行き着く先を見届けてきました。

 

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 どこから感想を綴るべきか迷ってしまうので、今回は順番にいこうと思います。

 

 

本編

 

~配役~

・小野塚弥一郎:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・天羽新次郎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・碁吉:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

・相馬大膳亮:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・金子辰之助/講談師:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・加藤六灸/小野塚鉄斎:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・相馬昌胤:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)
・瞬風/丹下左膳名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・乱同/諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・蒲生遼軒:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

 

弥一郎

 まずは弥一郎から。最近観ていた『SAZEN0』より大人びていて、『SAZEN』よりも哀しみを帯びた弥一郎だなと思いました。

 弥一郎の強さは精神だというのは『SAZEN』『SAZEN0』でも描かれていたものの、『SAZEN2』が一番弥一郎の精神の強さを感じた気がします。だからこそ辻斬りをしようとする赤雲丸に抵抗して「逃げろ」と言えたのだと思うし、きっと剣の腕は栄三郎に追いつけなかったけれど、弥一郎には志の真っ直ぐさがあるから良いのだと思いました。

 また、ラストで行方知れずとなった弥一郎ですが、行き着く先が鉄斎と同じ方ではなく栄三郎や左膳と同じというところが好きでした。きっと一度刀の魔を帯びて人斬りになってしまったら、鉄斎が進む正しき道には戻れないんだろうな……。弥一郎がもう何も失わなくて済むように祈っています。

 このシーンで出てくる鉄斎と栄三郎は弥一郎の中で強く印象に残っている二人の姿なのだと思っているのですが、そのお衣装が『SAZEN0』のもの、つまり五年前の姿なのだというところが興味深かったです。

 

新次郎

 『SAZEN』では信念がよく分からなかった新次郎。今回改めてしっかり描かれて、新次郎の性格が程よくジューローさんご本人と溶け合っていて好きだなと思いました。

 弥一郎の強さが精神、栄三郎の強さが剣技であれば、新次郎の強さは優しさと正義感なのかもしれない。鉄斎が持っていたそれらを三人が受け継いだのならば、鉄斎が三人で共に生きることを望んだのも頷けるなと思いました。

 弥一郎、碁吉という強い力に飲まれてしまった二人と対峙する際に、泣き出しそうな表情で語りかけていたところがとても良かったし、碁吉に正義を問われて「共に探そう」と答えられるところが好きでした。

 「子孫」を「こまご」と読んだことは、暫く笑い続けられる自信があります。

 あとこれは細かいところですが、地下牢開けのシーンで一度上司は大岡忠相だと仰っていて、原作を読んだおたくの感情が「そうだよな~!」と騒ぎました。

 

碁吉

 剣もできず頭も良くなく、強大な力に魅了されてしまうような、弱い存在であった碁吉。この役どころ、サンジャクさんのお芝居の持ち味が発揮されていて本当に良かったと思います。

 十手を向けても及び腰だった碁吉が、青竜丸を与えられたことによって軽やかな動きを手に入れて喜ぶ姿がとても純真で、いとも簡単に遼軒に付け込まれてしまう様子は、考えることの大切さを説かれているような気がして恐ろしかったです。

 

相馬大膳亮

 死んだと思われていた大膳が乞食に身をやつして出てくることがまず一番大きな衝撃で、左膳が藩邸に乗り込んだあの一番大事なところはどうなったんだ、と思いもしたのですが、それはさておいて。

 改心した様子を見せるも、紫風流閃には勢いよく食いつくあたりは怪しい。きっと何か企んでいるに違いない、と思っていたらしっかり裏切って六灸を殺していて面白かったです。あの「相馬大膳亮様と呼べ」のところ、藩を追われていても「相馬」を捨てられないのだなと思って好きでした。

 新次郎と共に地下牢に入れられている場面では、初めは地下牢の強固さを熟知しているからこそ心理的な足枷となって脱走を試みなかったのかと思いましたが、二回目以降、ただ様子を伺っていただけなのやもしれないという違う見方ができたのが良かったです。どうして大膳の牢には鍵がかかっていなかったのかな……。未だ相馬藩内に紛れ込んでいるという大膳の手の者による工作なのかも……。

 ただ大膳の目的は分かりにくいように感じました。「成さねばならぬこと」とは何だったのだろう。魔剣を手に入れることだとしたら、『SAZEN』から何も変わっていないのだなと思いました。

 

金子辰之助/講談師

 辰之助がもう少し早く紫風流閃を打ち直していれば鉄斎や栄三郎が命を落とすこともなかっただろうと思うと、とても悔しい。悔しいのですが、ただ町道場の刀をめぐる奪い合いより大きな、倒幕という企みに対抗し得る力として間に合っただけ良かったかな……とも思います。でもやっぱり栄三郎のことが好きなので、『SAZEN』の時に弥一郎が辰之助に連絡をしていれば栄三郎はひょっとすると……と思ってしまうのは許してください……。

 『SAZEN0』のラストで語った「人を生かす剣」が打ち直された紫風流閃だろうと思うので、人を生かすために打ち直した刀を倒幕や復讐のために使われたことに対してどう感じていたのか、もう少し掘り下げがあってもいいなと思いました。

 辰之助はあの後どうなったのでしょうか。無事に火の手から逃げ伸びられたのかがわからないので、心配しています。

 

 OP「紫風流閃」前の講談師の語りは、元々ナゴヤ座で上演していた『SAZEN』で講談師を演じておられたサンキューさんだからこその良さがあるなと思いました。誰の台詞かを分かりやすく伝えてくださっていて良かったです。欲を言えばサンキューさんのあの「開門!」がもう一度聴きたかった~!

 

加藤六灸/小野塚鉄斎

 それぞれのソロビジュアルが公開された際に一番反響があったと思しき六灸さん。ビジュアルは色物でありながらも実力派で、六灸さんのRock魂が乱同を退けているのだから流石だなと思いました。あのファッションでありながらも旗本であるというところも面白いし、石頭を「Rock」という割にお酒はロックではないセンスも最高で、この奇抜なポジションはダエさんだからこそだなと思いました。

 

 六灸が退場したのち、鉄斎の姿で出てくるわけですが、千穐楽の回で花道の先で栄三郎と別れる際に何か言葉をかけていて、後方ブロックの空気がざわっとしました。あれ、何と仰っていたのでしょうか。個人的には栄三郎が弥一郎に「お見事でした」と声をかけるように、鉄斎からも栄三郎に「よく頑張った」とお声掛けいただきたいところです。

 

相馬昌胤

 登場時からきっと昌胤は正気なのだろうとは思っていたものの、シロウさんの二幕後半の本性を現した後のお芝居がとても良く、予想通りの展開であるにも関わらず目を惹きつけられました。

 二日目からラストで弥一郎と新次郎に触れられると「僕に触れるな!」と激昂するようになり、ますます良くなったなと思いました。

 

 昌胤はいつから操っていたのしょうか……。ひょっとすると、まだ大膳が相馬藩主だった時代から裏で機会を探っていたのかもしれないと思わせるところもあり、とても好きでした。

 

 昌胤と遼軒のシーンで鳴っていたあの鈴の音は結局意図が読み解けなかったので、どこかで答え合わせをしていただきたいです。

 ところで、昌胤のあの蝶は遼軒がつけたのでしょうか。付けられた時の昌胤の感情が知りたいところです。

 

瞬風/丹下左膳

 瞬風はほとんど出番がないままに退場していましたが、花道を通っての出捌けの度に高い跳躍力を見せていたのがとても良かったです。

 乱同と共にいると柔剛のバランスが良く観ていて面白いコンビだったので、この二人の物語をもっと見てみたかったです。二人はどうして一緒に組まされていたんだろう……。

 

 丹下左膳は『SAZEN』より明るさを感じました。それは一度大膳を斬ったからなのか、今回は自分の意志で戦いに加わったからなのかは分かりませんが、「怪剣士」より「ダークヒーロー」の印象が強くて好きでした。

 左膳の登場シーンはメインステージに注目が集まっている時の花道からで、後方から少しずつ衝撃が伝播していく様子がとても良かったです。『SAZEN0』の間ずっと焦らされていたからこその「満を持して」というタイミングが最高でした。

 

 『SAZEN』を観ていた時、左膳が何故赤雲丸を抜いて正気を保つことができたのかよく分からなかったのですが、弥一郎の腕を斬り落とした際の「不具を嫌う」で納得しました。

 今度こそ大膳を斬った左膳は今後何処へ行くのでしょうか。弥一郎の旅立ちを見守っていたので、きっとまたいつか巡り合うのだろうなと思います。

 

乱同/諏訪栄三郎

 乱同は、お芝居をじっくり観るというよりはトラザさんがアクションをなさっているところを楽しめるポジションだったなと思います。でも、その中でも立ち振る舞いなどで乱同というキャラクターの性格なども伺い知れて好きでした。

 お兄様(忍者隠密隊 百地丹波様)の方では最近拝見する機会のない斬馬刀ですが、トラザさんが振り回してくださって嬉しかったです。あの重みのある一撃が大好きでした。

 

 正直なところ瞬風と乱同は兼役で、左膳と栄三郎も出てくるのだろうなと予想していて、瞬風が退場してから左膳が戻って来た時に「やっぱりそうか」と思ったのですが、乱同が二幕後半まで残っていたため栄三郎はないのか……と油断してしまいました。そんなことはありませんでした。

 鉄斎と共に逆光の中登場した栄三郎は、座っていた席と照明の位置の関係でなかなか栄三郎の顔が見えず、より実体のない存在という印象を受けて良かったです。この時の画があまりにも綺麗で、「鉄斎と栄三郎が出てきた」ということよりも画面の美しさに涙ぐみました。シルエットでもわかる横顔の美しさに慄いたのは内緒です。

 この栄三郎、やっぱりとても実直で大好きでした。最後に弥一郎に頭を下げていくところも、生前とは違ってややゆったりと歩いていくところも、栄三郎の人生が詰まっていたように感じました。

 鉄斎と別れて反対に向かう場面。栄三郎が進んだ方向に左膳と弥一郎も向かって行きます。左膳と弥一郎に共通するものは地獄に生きていること。だから、最後に栄三郎が向かったところも地獄のはずです。ただ、それでも栄三郎がまっすぐに前を見据えて突き進んでいて、悲しさと力強さを感じました。

 

蒲生遼軒

 遼軒は泰軒が大膳の元で使われていた頃、どこで何をしていたのでしょうか。昌胤に仕えていたのかな……。キャラクターとしては大好きなのですが、兄弟の関係性があまり見えなかったため、ただでさえ昌胤を操っているつもりで掌の上で踊っているだけの遼軒が更に滑稽に見えてしまいました。

 泰軒と遼軒がどのような環境で育ってきたのかはわかりませんが、二人とも扇の扱いに長けていて、どこかで学ぶことがあったのだろうなと思いました。

 

源さん

 アクションチームのMURA3さん演じる源さん。作中で名乗りはしなかったものの、発言からして『SAZEN』で小野塚道場にいた源さんだったのだと分かって好きでした。回を重ねるごとに言い方も変わってきていて、とても良かったです。

 

麗麗

 新曲の「紫風流閃」はじっくり聴きたい気持ちがあるのにメインステージでも格好良いOPが繰り広げられていて、目が足りず大いに困りました。

 OPを一般名称ではないとわかったうえで敢えて「キャスパレ」(キャストパレード)と呼びますが、キャラクターの紹介や示唆の仕方がとても好きでした! 殺陣も後方ステージまで使っていて見応え抜群でした。

 

 EDの「化物」は、初日は初めから紅愛さんが歌っておられたのですが、2日目は恐らく喉の調子が悪いことからの演出変更で左膳と共にご登場になっていて、これもこれで好きだなと思いました。「カブキカフェ ナゴヤ座」の座長と「名古屋で一番名古屋を推すV系バンド」のリーダーが肩を並べて現れるの、豪華すぎる……!

 我々ナゴヤ座のおたくたちはEDのインスト版「化物」を聴き慣れているので、今までずっと聴いてきたインスト版「化物」を生音で拝見する機会の有難さを感じました。

 

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 「SAZEN」シリーズの締めくくりとなる『SAZEN2』、ストーリーや動機のあたりで首を捻ってしまうところもあったものの、ぐっと「SAZEN」の世界に引き込んでくださったのは座員の皆様の熱量と、八代さんの演出のおかげだと思います。今回全公演観劇できて本当に良かった!

 

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後夜祭

 主演のお二人が泣いてらっしゃって、周りのファンもたくさん泣いていた千穐楽を終え外に出ると、もう後夜祭の整理券の配布が始まっていました。余韻とは。

 『SAZEN2』本編はずっと最後の方にゆっくり入っていたのですが、周りの皆様のご好意もあり後夜祭は早番で入ることができました。本当に皆様のお陰です……。ありがとう……。

 

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~セットリスト~

1.CLIMAX CITY NAGOYA

(MC)

2.喫茶ロックンロール

辰之助リコーダーソロ)

(六灸パフォーマンス)

(祠の歌)

(ホコロット)
3.タマシイデイズ
4.雷名-RAIMEI-

(口上披露)
5.DERA☆GROOVE
EN.紫風流閃

 

 前説ですでにスタンディング状態になっていた会場に入場SEが流れ始まった1曲目はやっぱり「CLIMAX CITY NAGOYA」(以下「CCN」)! 忍者隠密隊B.C.Aのライブに通うおたくたちにはお馴染みで、麗麗さんが初めての方でもきっと盛り上がりやすいこの曲を初っ端に配置してくださって嬉しかったです。

 

 「CCN」が終わると、麗麗さんの自己紹介タイム。普段から初めての方でも差をなくそうと自己紹介をしてくださいますが、今回はナゴヤ座に寄せた自己紹介で、差をなくすだけではなく歩み寄りの姿勢もあるのが凄いなと思いました。『YAJIKITA2』のトラザさん喜多さんみのあることを仰っていた銀さんと謎のカマドウマ諱さんがツボです。

 ここでナゴヤ座からもサンスケさん、トラスケさん、シロウさんがご登場。それぞれ『SAZEN2』のお衣装で出て来られたので、麗麗さんの自己紹介を真似て役の自己紹介をしよう! というサンスケさんの思い付きでトラスケさんとシロウさんが苦戦しておられたのが面白かったです。サンスケさんの見事な名乗りに続いたトラスケさんは、「蒲生遼軒」と名乗らなかったがために謎のチゲ鍋さんになってしまいました。最後に残ったシロウさんを必死で紅愛さんが庇っておられましたが、シロウさんは果敢に挑戦。昌胤らしい名乗りで最高でした!

 

 ナゴヤ座のお三方と一緒に演奏する2曲目は「喫茶ロックンロール」。この曲、未だ手拍子以外のフリができないのですが、ファンの方がやってらっしゃるフリがめちゃめちゃに可愛いので覚えたいです。

 この曲、紅愛さんの喉の調子の関係から夢呂さんがメインで歌うことになり、「マブダチ」のシロウさんが歌詞のカンペ持ち係に任命されていて面白かったです。また、途中で紅愛さんが「歌える気がする!」と入ろうとした時に夢呂さんが譲らず、サビで紅愛さんにバトンタッチするのがとても好きでした。

 

 サンスケさん達に続いて登場したのはダエさんとサンキューさん。お二人とも癖の強いご登場で、大笑いしました。

 サンキューさんはやりたいことがある、とリコーダーを取り出し、客席に「じゃあ、お前ら黙れ」と一声。講談よりも緊張しながら演奏する曲はもちろん「DERA☆GROOVE」! 以前拝見した時から進化していて、「おお~!」と声が漏れました。終わりどころがとてもROCKでした。

 

 ダエさんはサンキューさんとは反対に、「お前ら黙るな」と仰せ。「何曲かやって盛り上がりましたの体で」と始まったコール&レスポンス、かなりの難易度で楽しかったです。

 

 個性の塊のようなお二人が去っていくと、何故か麗麗さんが祠に封印されるという事態に! 駆け付けた新次郎が祠のアイドルとして歌を歌い始めて、『SAZEN0』で祠のアイドルを拝見した際にペンライトを振れなかった悔しさを感じていたおたくは大喜びしました。ご機嫌で飛び跳ねていたら、終演後後ろで観ていた方に見えていたと言われて笑ってしまいましたが、やっと祠のアイドルにペンライトが振れて嬉しかったです。

 サビに入ったところで弥一郎と碁吉に止められ祠を開けることに失敗した新次郎は祠と一体化。伝説のホコロット復活です。魚群リーチや冬ソナリーチに加え、タイミングが合わず観られていなかった布袋まで観られて大歓喜でした。

 

 碁吉の働きで無事祠から出ることに成功した麗麗さんは、ジューローさんからのリクエストを受けて「タマシイデイズ」を披露! そんな大切な曲をここで見せていただいて本当に良いんですか……!? と先月の『乱舞絶刀』ぶりに思いました。麗麗さん、忍者隠密隊B.C.Aやナゴヤ座に優しすぎませんか……?

 この日の「タマシイデイズ」、繊細な感情が載っている気がして好きでした。

 

 「タマシイデイズ」の終わりに紅愛さんが花道にいらっしゃったのでそちらを見ていたら、後方ステージに栄三郎が登場。「あっ来た!」と思ったのも束の間、ずっと聴きたかった「雷名-RAIMEI-」に合わせて左膳VS栄三郎の立ち回りが始まって、情緒がめちゃくちゃになって泣きました。

 左膳に向かって疾風のように駆けていく栄三郎がとても活き活きとしていて、これは左膳と栄三郎が対等な友として存在できた未来なのかな、と思うとまた涙腺が緩んできて大変でした。

 あとずっとライブで聴きたかった曲でしたが、半分くらい左膳と栄三郎のせいで何も耳に入っていないのでまたライブで観たいです……。

 

 「雷名-RAIMEI-」が終わると何故か紅愛さんが袖に。何だろう? と思っていると、反対側から一座揃いの羽織に着替えたシロウさんが登場! ついに完成したシロウさんの口上を皮切りに、麗麗さんの生演奏に合わせて一座の口上が始まって、嬉しさのあまりたくさん手元にあったはずのオヒネリがほとんど消えました。

 シロウさんが「名古屋参史郎」を襲名されたのも前回の極上公演だったので、こうして口上のお披露目も極上公演で拝見できるってとても凄いことだなと思います。

 

 名古屋山三郎一座と麗麗さんで見得を切って最後の1曲、「DERA☆GROOVE」! 座員の皆様がマイクを握るところもあって嬉しかったです! トラザさんは『乱舞絶刀』でも歌っておられたところをソロで歌っておられたのですが、お兄様とどこか違う雰囲気があって面白かったです。

 ナゴヤ座と麗麗さんを繋いだ立役者であるトラザさんがステージを駆け回りながらとても楽しそうに笑ってらっしゃって、トラザさんのやりたかったことが一つ叶ったのだなあと改めて思いました。幸せそうな皆様の笑顔を見ているとこちらもとても嬉しくなってきて、ハッピーがいっぱいでした!

 

 撮影タイムを挟んで、花道を通って退場する皆様を見送ると、すぐにアンコールが。出てこられた麗麗さんたちは、「何をやるかまったく決まってないけど聞きたい曲はわかる」、と「紫風流閃」を披露してくださいました!

 途中からはナゴヤ座の皆様も出てこられて、ラストに相応しい盛り上がり! ライブでぴょんぴょんと飛び跳ねている笑顔の座長はそうそう観られないと思うので、本当に貴重で大切で宝物のような時間だなと思いました。

 

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 2週間後には新作『GANKUTSU-O -復讐の夜明け-』はシリアスものになりそうな予感。こちらもとても楽しみなので、とりあえずまた原作を読むところから始めようと思います!

 ひとまずはナゴヤ座の皆様、麗麗の皆様、アクションチームの皆様、スタッフの皆様、そしてたくさん泣いたおたくたち、本当にお疲れ様でしたー!!

乱舞絶刀-新春SPECIAL- 2024.1.21

1/21 麗麗×忍者隠密隊B.C.A共闘MISSION『乱舞絶刀~覇者への道~』-新春SPECIAL-@ HOLIDAY NEXT NAGOYA

 

 

 クレメロ×TANBAでのご出陣や麗麗さんのワンマンライブもあったためあまり久しぶりという気がしなかったのですが、7月ぶりの『乱舞絶刀』! もちろんうきうきで行ってきました!

 

忍者隠密隊B.C.A

~セットリスト~

1.お前の愛を主にするなら
2.Black Clad Assassin
-体術訓練-
3.守って守って守り抜く
-MC-
4.恋の矢文は正々堂々
5.Present Day
-MC-
6.謳歌
7.花歌

 

 もはや『乱舞絶刀』のOPといえば、というBGMで登場したTANBA様と紅愛さん。本性(?)が出てしまうTANBA様に紅愛さんがツッコミを入れながら、準備運動ではHANZO様がビートボックスを披露してくださって準備万端。

 

 1曲目は「すごいの」と言われたものの、まさかお二人で「お前の愛を主にするなら」(以下「おま愛」)を歌うと思わず、飛び上がりました。「おま愛」は公式の振り付けでヘドバンがあったり、サポートドラムでぐんさんが加わったりということもあり、紅愛さんのテイストともよく合っていて、またこのSP版で拝見したいなと思いました!

 

 コラボの「おま愛」で会場を一気に沸きあがらせて続く2曲目が「Black Clad Assassin」なのも最高でした! この時TANBA様に捕まって刀で首を斬られた気がしたのですが、どうやら峰だったらしく助かりました。よかった〜。TANBA様のお顔が綺麗すぎて首を斬られながら笑い転げました。

 

 メンバー紹介→体術訓練→「守って守って守り抜く」(以下「守って」)のパターンは最近の鉄板コースのような気がします。「守って」でフロアを駆け巡ることによって、たくさんの方を守れるのがとても良いなと思います。また、フロアをTANBA様とHANZO様が守ってまわっている間、SEKIさん、YUKI法師さん(以下「ゆっきー」)、ぐんさんが顔を見合わせながら演奏してらっしゃるのも好き。他の曲の時より楽器隊だけな分距離が縮まっていて楽しそうだな、と思います。

 

 一通り守ってから、TANBA様がお立ち台の前に落としていった苦無(と、メンバー紹介前の暗転中に飛ばしたペットボトルのキャップ)を回収して、忍者の武器のご紹介! 苦無や手裏剣の解説、何度聞いてもわくわくしてしまうので何回でも聞きたいです。苦無の解説は普段の金シャチ横丁のご出陣でもよく拝見していますが、百地様がなさっていたところを見た記憶がないのと、手裏剣の中心に穴が開いている理由の紹介は初めて拝見した気がしたので、長年忍者のおたくをしていても新鮮に楽しめました!

 

 前置きを挟んで4曲目は「恋の矢文は正々堂々」。この曲の前振りは何かをしなければならないという決まりでもあるのかな……、とこっそり疑っています。この曲の間奏のダンス、狭いからかTANBA様がちょっと変えてらっしゃって、臨機応変忍者だ! と思いました。

 

 5曲目は「Present Day」。この曲の時毎回タオルを回したい気持ちとペンライトを振り回したい気持ちがせめぎ合って困ってしまって両方ぶん回しています。この曲はDOJUN様の印象が強かったのですが、最近TANBA様のお声のトーンとよく馴染んでいる感覚があってどんどん好きが増している曲なので、私の中でもっと育てたいな~! と思っています。

 

 「Present Day」を終えて、次の曲に入る前にMCがありました。「謳歌」前恒例の「忍びねえな」「構わんよ」のくだり、毎回どんな「忍びねえな」が出てくるのか楽しみにしております。今回はHANZO様の「忍びいねえな」で大笑いしました。

 

 元気よく「構わんよ~!」と拳を突き上げ、、ラストスパートの「謳歌」に! この曲の時真下から見上げたTANBA様の内から沸き上がったような笑顔がとても素敵で、観ている私もにこにこの極みになってしまいました。「謳歌」は曲調も明るくて可愛いので、私のペンライトもぐるんぐるんしてしまいます。

 

 ラストは「花歌」! 「最後の1曲」と言われたら元気よく「イェー!」と叫ぶ忍者隠密隊B.C.Aのルールがここにきて浸透しはじめたらしく。皆声を揃えて「イェー!」と叫んでいて楽しくなりました。また、この曲の時にHANZO様が前回のワンマンライブの最初で使っていらした「ライトをピンクに」のフリップを紙飛行機にしてステージ上で飛ばしてらっしゃって可愛かったです。あと最後の最後にTANBA様が目の前に座ったかと思うと、お身体が頭の上に倒れてきてTANBA様の支柱になっていました。TANBA様がフロアに落ちずに済んで何よりです。

 

麗麗

~セットリスト~

1.化物
2.CLIMAX CITY NAGOYA
-MC-
3.ラブレイド
4.喫茶ロックンロール
-MC-
5.開運GOLDRUSH
6.タマシイデイズ
-EN-
7.乱舞絶刀~BLACK&GOLD~
8.DERA☆GROOVE

 

 高揚が冷めやらぬまま、転換を挟んで麗麗さんのターンに。9月からもう数えきれないほど聞いてきたイントロと共に幕が開き、「化物」が始まりました。奇しくもちょうどナゴヤ座の『SAZEN0』千穐楽が終わる頃、生演奏でそのテーマ曲を聴けたことが嬉しく、歓声が漏れました。と、同時に、私の『SAZEN0』も本当に終わったように感じて、良い締めくくりでした。これを最初に持ってこようと提案してくださったのは諱さんとのこと。大感謝です。

 「化物」自体は何度かライブでも拝見しているのですが、何故かこの日が一番紅愛さんに丹下左膳が重なって見えて面白いなと思いました。

 

 「化物」の重苦しい空気を一層する2曲目は「CLIMAX CITY NAGOYA」(以下「CCN」)! 紅愛さんに「ペンライトを好きな色にして!」と言われると、「CCNだ!」と反応できるようになってきました。持久力が壊滅的になく全然跳べないのですが、毎回心中では50cmくらい跳んでいるつもりでいます。

 

 「CCN」が終わるとメンバー紹介を兼ねてMCタイム。紅愛さんの「誰だよ1曲目化物にしようっていったやつ!」に対してりょーじさんが一瞬紅愛さんに濡れ衣を着せ、すぐに謝罪をしていたのが好きでした。

 諱さん曰く、楽屋にて次回の『乱舞絶刀』の話を持ち掛け済みとのこと。「もし夏頃に次回がなければ、忍者隠密隊B.C.Aが麗麗を嫌いになったということだ」という主張に対し、上から身を乗り出したTANBA様が「そんなことないよ!」と叫んでおられて面白かったです。TANBA様(というか百地様)も上忍でいらっしゃるので、きっとライブ以外の忍務がお忙しいのだろうなと思います。

 本当に余談ですが、この日午前中に岡崎城に行ってグレート家康公「葵」武将隊の酒井忠次様、本多忠勝様とお話していた際に、百地丹波様と名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)が双子なのはどういう仕組みなのか? という話題になりました。おたく達は「忍者隠密隊の忍びの皆様は現代の若者のお身体を利用しているようなので百地様のお身体と双子なのではなかろうか」と主張したところ、忠次様が「お兄さんの身体を乗っ取られていて複雑じゃない……?」と仰っていて、一理あるな……と思いました。この辺り、今度覚えていたら聞いてみたいです。

 

 MC終わりの3曲目は「ラブレイド」! 忍者隠密隊B.C.Aと関わり始めた頃の曲だというようなことを仰っていてこの2年近くで麗麗さんのお衣装もたくさん拝見してきたのだなあと感慨深くなりました。年末のワンマンで登場したIジャンプもできて楽しかったです。

 

 そこから「喫茶ロックンロール」に続くのも、私のような忍者隠密隊B.C.Aのおたくが麗麗さんと出会ってからここまでがぎゅっと濃縮されているようで嬉しかったです!

 この曲は皆で手拍子をするので、一緒に曲の世界観を作り上げているのがとても好きです。胸の前で手拍子をしていたのが、サビで頭上で手拍子をするようになるところ、フロアから見ていてもとても綺麗な光景なので、ステージ上からその光景を見られる麗麗さんが少し羨ましくなりました。

 

 ここでまたMC……と思いきや、近藤りょーじさんの何気ない一言からりょーじさんVSゆっきーの体重測定バトルに移行して大笑いしました。青系ギタリストたちの熾烈な戦いの勝者はりょーじさん。TANBA様・HANZO様にずるずると引き摺られて帰っていくゆっきーが可愛かったです。

 

 闖入者が帰ったあとはお正月にぴったりの「開運GOLDRUSH」! この曲、毎回「金色っぽい色」と指定していただくにも関わらず用意し忘れて黄色を振ってしまうのですが、現在品切れ中の麗麗さん公式ペンライトが入荷予定とのことなので、入荷されたら買いたいなと思いました。結局キンブレ(キングブレード)を使うのに、公式でペンライトが出ると買って眠らせるタイプのおたくをしています。

 

 本編最後は「タマシイデイズ」! 以前『乱舞絶刀』で「For EternaL」を披露してくださった時に、麗麗さんからバサラ(忍者B.C.Aのファン)への信頼を感じましたが、今回もここで披露していいと思ってくださることが嬉しいなと思いました。「バサラ」という呼称を一番使ってくださるのも実は紅愛さんだと思います。

 

 アンコールでは再び忍者隠密隊B.C.Aもステージ上に登場。今回は珍しく大セッションにSEKIさんも参加! 「乱舞絶刀~BLACK&GOLD~」にも三味線の音が加わって普段より華やかに感じました。あと大セッションでりょーじさんが歌われるのもお馴染みといえばお馴染みなのですが、久々だったので新鮮に「りょーじさんが歌ってらっしゃる!」と思いました。

 

 ラストは「DERA☆GROOVE」! この週の金曜日のナゴヤ座で大膳様が歌われたと小耳に挟んだのですが、その日はお仕事があり行けなかったので、ここで消化できて良かったなあと思いました。

 ラストということもあり、グループの垣根を越えてステージ上で皆様が笑いあっている空間がとても素敵で、やっぱり「麗麗×忍者隠密隊B.C.A」というコラボレーションが大好きだと再確認できました~!

 

 「化物」も「DERA☆GROOVE」も「SAZEN」シリーズが始まってからよくライブでも拝見していますが、私は「雷名」に合わせて浮かび上がってくる月丸・影丸のシーンが大好きなので、こちらもライブで拝見したい……! また麗麗さんのライブに伺う際に拝見できたらいいなと思っています。

 

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 次の忍者隠密隊B.C.Aのライブは4月。次回の共闘に至っては影も形も見えませんが、なんと2月3日・4日には極上ナゴヤカブキ『SAZEN2』に麗麗さんもご出演! 生演奏という贅沢すぎる公演、とても楽しみです!

SAZEN0 2024.1.20

1/20 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・新井半兵衛:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・金子辰之助:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

 

 9月の終わりに始まった『SAZEN0』もいよいよ最終週。今週は土曜日のみの観劇のため、この日が私の千穐楽となりました。

 また、この日はトラザさんとサンジャクさんも千穐楽。だからなのか、千穐楽のような盛り上がりを見せていてとても楽しい一日でした!

 

 まずこの日、月影コンビがサンジャクさんとシロウさん。シロウさんの影丸を今まで観られずにいたため、開演直前までただただ「シロウさんの影丸が最後に観られて良かった」と思っていたのですが、弥一郎が出てきて語り始めたあたりで極上ナゴヤカブキ『SAZEN』の時と赤雲・青竜の配役が逆であることに思い至り、面白いな、と思った直後、OPの剣精が『SAZEN』のビジュアルで悲鳴が漏れました。だいたいのおたくが堪えきれていませんでした。あれは無理です。

 月影コンビの関係性としては割とスタンダードに感じたのですが、直前に『SAZEN2』のビジュアルが発表された兼ね合いもあり、シロウさんが大膳様を演じておられるのがとても良いなと思いました。『SAZEN2』のシロウさん、やっぱり大膳様の息子なのでしょうか……。

 

 師弟コンビはトラザさんとトラスケさん。トラスケさんの鉄斎もトラザさんの栄三郎も、何度か拝見していますが、コンビで拝見したのは初めてだったように思います。

 トラスケさんの鉄斎は特に優しい父であり師匠ですが、負けん気が強くやんちゃな弥一郎と真面目で少し危うい栄三郎がその鉄斎の下で稽古に励んでいるバランスがとても好きでした。弥一郎が「父上が力不足だと!?」と噛みつくのを窘める栄三郎も、本当は反論したそうな目をしているのが大好きで、きっとお互いに「ここでこの言葉を言える」ということを羨ましく感じている面があるのだろうなと思いました。

 

 この日はOPだけでなくネタシーンも千穐楽の勢いでした。

 釣りのシーンでは、栄三郎が持ってきたゆで卵で頭を殴られると人格が入れ替わってしまうという恐ろしいシステムが発動していました。昼公演では難を逃れた栄三郎でしたが、夜公演では許してくれない辰之助に頭を殴られ、何故かその場にいなかった座長の人格になってしまうのがとても面白かったです。座長のパッケージ化されたイメージが基本的に魔王なの、妙にツボです。

 祠のシーンは、昼公演は今までも観たことのあるような内容だったので耐えられたのですが、夜公演は恐怖の「祠さんが開いた」ゲームで阿鼻叫喚でした。

 サンキューさん演じる辰之助曰く、「動いたら……死にます」とのこと。速攻でタッチをして祠を開けようとした栄三郎は凄まじい敏捷な動きで距離を詰めたものの、鬼である辰之助に「動きました?」と詰められ、堪えきれず敗北。呪いのような形で死ぬのかと思いきや、辰之助が物理的に首を絞めていたため衝撃でした。兄弟子に手を合わせてから四つん這いで辰之助に近付いた弥一郎もあえなく命を落としてしまい、「黙ってられるか!」と涙声でいう鉄斎がとても良かったです。そこから何故か辰之助の心を開く鉄斎で笑いすぎて息ができなくなりました。死した栄三郎と弥一郎が「え~い」という適当なパワーで復活するのも面白かったです。

 トラザさんの栄三郎はとても真面目なので、笑顔と言っても微笑み程度しかしていない印象なのですが、この日は辰之助や鉄斎に巻き込まれてたくさん笑顔が見られて嬉しかったです。

 

 最後にサンエーさんの半兵衛。先日サンエーさんの月丸を拝見した際にピアスをしていらっしゃったのを見て、バリエーションが増えたらいいなあと思っていたのですが、なんとこの日は月丸とは違うピアスを付けてらして、ピアス観測芸人の血が騒ぎました。

 サンエーさんの半兵衛は最初の方に何度か拝見して、キャラクター性が定まっていくところを見ていたものの、ここのところ拝見できていなかったので、最後にしっかり観られて良かったです。サンエーさんの協力なバネが要所要所で活きている役どころだったため、見ていてとても楽しかったです!

 

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 初日から千穐楽までほぼ毎日通っていた「YAJIKITA」と違い、ぐっと回数が減ってしまった今作でしたが、トラザさん合流の11月からコンスタントに通うことができて良かったです。

 次は『SAZEN2』。一体何がどうなってしまうのかは分かりませんが、お芝居や殺陣が素敵であることを願って2月まで待ちます!

 皆様本当にお疲れ様でした!

SAZEN0 2024.1.12-2024.1.14

1/12 『SAZEN0』夜公演@ナゴヤ

1/13 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

1/14 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 

1/12

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・喜多八/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

 待ちに待ったトラザさんのSFNご出演回。以前SFN回を拝見した際は練り歩きの太鼓係が+1ゲストだったため、この日もトラザさんが太鼓を叩いて出てこられるのかな、とふんわり思っていたら、なんと最初に太鼓を持って出てこられたのはシロウさん。「あれ? じゃあトラザさんは……?」と思っていたら、なんと喜多さんでご登場。衝撃のあまり悲鳴と涙が出ました。この日の喜多さん、昨年1月からやっていた三再演版『YAJIKITA』の喜多さんではなくて、再演『YAJIKITA2』の時に拝見した座長との弥次喜多コンビの喜多さんの雰囲気があって、とても嬉しかったです。剣豪の役をやることになって役作りのために小野塚道場にやってきたものの、「全員倒せばいい!」という発想で道場破りをするのも昔の喜多さんらしさに溢れていて懐かしくなりました。弥一郎がシロウさんだったからか、ふと『YAJIKITA2』のちょい見せで板を3枚に割った喜多さんと重なったのも好きでした。

 

 釣りの場面でも、喜多さんは剣豪の役作りのため栄三郎を追いかけてきたという設定。釣りの餌は喜多さんが拾ってきたガチャガチャから入手する形で、なんと美濃の山に落ちていた後藤さんという方のお財布から100円玉を使うという荒業! なぜか辰之助が自分の財布だと主張していたのも面白かったです。この餌は喜多八みくじになっていて、幕間には普段のガチャと一緒に並んで回せるように! 思いのほか数を用意してくださっていたおかげで全員に行きわたっていて、とても良かったです。どうやら200個用意してくださったらしく、ひとつひとつに手書きで今年の漢字を書いてくださっていてありがたかったです!

 あとここ、喜多さんの口上が拝見できたのも嬉しかったです! あの口上、何度拝見してもしたりないほど好きなので、また拝見できると思わず、おひねりが大量に消えました。

 

 祠を開けるシーンでは、この日は辰之助が突然皆で踊ると宣言。レクチャーも何もなくていいのか……!? と客席も動揺する中かかったのは「YAJIKITA」シリーズのテーマ曲! 『YAJIKITA3』のダンスに喜多さんも乱入して面白かったし、おたくも久々に踊れて楽しかったです!

 この日喜多さん自身は『YAJIKITA2』の時のゴーレム喜多さんの系譜だったなと思いますが、『YAJIKITA』の口上や『YAJIKITA3』のダンスが拝見できて「YAJIKITA」シリーズてんこ盛りだったのがとても嬉しかったです!

 

 喜多さんから一転、二幕のトラザさんは大膳様に。大膳様は影丸の日の襖越しでも結構怖いのですが、この日の大膳様は半兵衛を殴る蹴るで、いつにも増して恐ろしいお方でした。極めつけに半兵衛の頬に刃を当てて傷をつけるところまでなさっていて、それがあるからこそその後の半兵衛の「もう後がねえんだよ!」という台詞がより一層真実味を帯びていたのが好きでした。多少無茶でも、赤雲丸・青竜丸を持ち帰る以外に生きる道が存在しない半兵衛はとても儚い存在だなと思います。

 

 この日は喜多さんと大膳様の処理に精一杯で、ほとんど他のところの記憶を持ち帰ることができなかったのですが、トラザさんが演じる喜多さんと大膳様を拝見できただけでも来た甲斐があったなと思いました。

 最近SFNの動画はメンバーシップに上がってないけど、この回は上がったらいいなあ……。

 

1/13

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・新井半兵衛:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・金子辰之助名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 この日は久々にトラスケさんとシロウさんの親子が観られました! 以前にもブログに書いたような記憶がありますが、トラスケさんの鉄斎は優しさが常に滲み出していて好きです。

 この日は釣りのシーンで辰之助と一緒になって「山をなめるな!」「自然をなめるな!」と叫んでいて、面白さもマシマシな鉄斎で大笑いしました。鉄斎の池ギャグ、大好きです。

 

 月影コンビはダエさんとトラザさん。トラザさんの影丸はこの週末観られなかったら12月中旬が最後になってしまうところだったため、ここで観られて本当に良かったです!

 トラザさんの演じる影丸は、戦うことが大好きで仕方がないという印象が強く、だからこそ強さを求めているタイプなのかなと思っているのですが、その影丸青竜丸を手にすると相手を見ずとも切り伏せることができるのが拝見していて凄いなと思います。

 あと私はトラザさんの影丸が首を斬られて死ぬところが大好き。影丸は今まで月丸と互いに高め合って来たがために他の人間を下に見ているような面があると思うのですが、あの瞬間、まさか半兵衛程度に殺されるなんて、という傲慢さが垣間見えるような気がします。

 本当はトラスケさんとの虎虎月影コンビも生で観たかった……! 運良く配信に残っているため、こちらはゆっくり観ます。

 

 この日、何か書き残しておきたいことがあったような気がするのに忘れてしまって悔しい……! 思い出したらSNSに残しておきます。

 

1/14

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・金子辰之助:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

 

 この週ラストとなったこの日。ここのところほぼ週に1日のみの観劇が続いていたため、怒涛の3日の締めくくりという感覚でした。

 

 この日はジューローさんとトラザさんの師弟コンビ。この師弟コンビ、距離感が近くて天然ボケな栄三郎に鉄斎が振り回されているのが面白くて好きです。

 トラザさんの栄三郎は真面目すぎるがあまり少しズレたところがあると感じていて、それが釣りのシーンで垣間見えるのがとても好きです。この日トラザさんの栄三郎がとても早足なのが好きだというお話をしたら、「栄三郎は真面目すぎるからカーブができない」と言われて大笑いしました(ちゃんと「真面目でもカーブはできると思うけど」と補足されてました)。栄三郎、真面目すぎるから小野塚道場の中でも寒いと思ったらマフラーなのかな……(?)

 この日祠のシーンはシロウさんによる手を繋いで右手を挙げる儀式で、鉄斎の右手を挙げさせまいと抑え込む栄三郎が「筋肉バカ!」と言われていて、これも栄三郎の真面目さがズレて現れているなと思いました。

 

 という話は置いておいて、この日栄三郎が魔剣に操られているところの動きが大好きでした。前日影丸のトラザさんを拝見していたので、この日はより解像度が高い状態で観られて、トラザさんの影丸も栄三郎も、青竜丸の怨念によって動く時は相手を見ないという共通点があって、トラザさんの中で青竜の動きが一つ確立しているのだろうなと改めて思いました。

 人間は本来力を100%使えないように脳がコントロールしているといいますが、赤雲丸・青竜丸に操られている時の栄三郎はリミッターを振り切った動きをしているように見えて、それを演じているトラザさんの身体能力にも改めて脱帽しました。

 

 そしてこの日の半兵衛はダエさん! 実はタイミングが合わずずっと拝見できずにいたのですが、この終わりかけのタイミングで奇跡的に拝見できました。

 ダエさんの半兵衛といえば、の都道府県紹介ネタは、配信を観た際は北海道が入っていたのですが、この日は三つ目が高知になっており、「構え方なんてない!」と仰っていて大笑いしました。

 確か半兵衛が影丸を切ったところで「お疲れマン!」と叫んでいて、「お疲れマン……!?」とざわざわしていたのも面白かったです。

 

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 のんびり感想を書いているうちにどんどん記憶が零れ落ちていってしまうのですが、なんやかんやで私の『SAZEN0』もあと1日! 最後の1公演まで全力で楽しもうと思います!

SAZEN0 2024.1.5-2024.1.6

1/5 ナゴヤ座ご贔屓会初詣

1/6 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

1/5

 年末の運動会から2週間あまり。初詣のご案内をいただき行ってきました!

 初詣は初参加だったのですが、座員の皆様の晴れ姿を拝見できてハッピーでした。今年も一年たくさん応援する所存です!

 

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1/6

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 新年最初の公演日は、トラザさんが新役の鉄斎でした! 前日ナゴヤ座公式の公式から発表された新規ビジュアルでネタバレがあり、いつ観られるかな? とわくわくしていたら、早速拝見できて嬉しかったです。

 トラザさんの鉄斎は、ふざけた雰囲気をわざと作っている印象があり、その奥に長い年月修行を積んできた故の強さや張りつめている部分を感じられて面白いなと思いました。その強さと親しみやすさのバランスがちょうど良くて、トラザさんらしい鉄斎で好きでした。鉄斎は時に弥一郎に手を出すこともありますが、エンディングの「夕餉の支度を早めるように~」のくだりでは温かい笑顔を見せるのも、この鉄斎が人を引き付ける所以なのだろうなと思いました。

 この日の鉄斎は、気迫のみで相手を圧倒するほどの力量であるということが要所要所で提示されていたのも良かったです。元々月丸・影丸を追い返す場面では刀を抜かずに追い返していましたが、辰之助との手合わせの立ち姿も変わっていて、より一層手練れの印象になっていて好きでした。

 

 この日の弥一郎はサンスケさんで、他の弥一郎に比べ幼さが目立つキャラクター性だからこそ、鉄斎に強く憧れを抱いている様子が見てとれたのも良かったです! きっと普段の稽古でも鉄斎の強さに憧れて、早く追いつきたくて仕方がないのだろうなと思いました。

 この日祠のシーンでうっかり鉄斎が弥一郎を栄三郎と呼んでしまったのですが、その際に「栄三郎じゃねえし!」と拗ねていて可愛かったです。この日小野塚道場組がサンスケさん、トラザさん、ジューローさんで、栄三郎含有率が100%だったのもあって余計に面白く感じました。

 

 座長の辰之助もようやく拝見できました! 座長の辰之助、栄三郎と引き分ける技量というのも分かりやすく座長の上手さを再確認したのですが、それよりも釣りのシーンでの「山を舐めるなァ!!」の叫びが面白すぎて記憶がそちらに吸い取られています。もう一日くらいは拝見できたらいいなあ……!

 

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 『SAZEN0』は今月21日で千穐楽。観劇できる公演も残り僅かとなってきましたが、最後まで見届ける所存です!