静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

アンニュイを覚えたらしいというはなし

76/77 12/6 OMi展2nd 一回目・二回目@コノズコーヒー栄五丁目店

 

 

 OMi展ですよOMi展!前回のOMi展の頃はまだ存じ上げず、岩田さんのイベント初参加です!しかも会場がなんとあのコノズコーヒーさん!これは期待大!とうきうきで参戦してきました。

 

 

 今回のOMi展は岩田さんを展示するということで、いつもの笑顔を封印して横川さんプロデュースのもとアンニュイな岩田さんのお写真がたくさんありました。アンニュイな岩田さんめちゃくちゃ好きです……。

 

 

 それではまず一回目の内容から!

 まず開場前から面白かったのが、出てきた横川さんが、「間もなく開場なんですが、ただいまものすごくバタバタしております!!あと2分ほどで……様子を見るもう少しお待ちください!!」と仰っていて、ついでに「前回一生懸命描いた桜の絵が売れ残ったのを気にしてるそうです!!」と付け加えてらして、販促上手……!と思いました。

 

 一つ目のコーナーはさいころを転がして出た目に沿ったトークをする「オミトーク」なるコーナー!「過去の話」では、葵武将隊に入ったきっかけのお話を聞くことができました。私は葵の頃の岩田さんを全然知らないのですが、元々某夢の国のキャストとして東京行きがほぼ決まっていたというのも初耳!オーディション前日に大須でお買い物をしていたらたなかつとむさんが東北大震災の募金を集めていて、つとむさんがかっこよかったから1200円しか持っていなかったのに1000円入れたというエピソードも素敵だし、次の日オーディションに行ったらつとむさんと、前日一緒に募金活動してらした方がいて、しかもたくさん受けに来ている中オーディションの番号が11番で、井伊だから運命を感じて、名古屋でやるんだと思ったというお話も素敵だなと思いました。また、ナゴヤ座を始める時もまた某夢の国のキャストで行くのがほぼ決まっていたのに、座長と番頭とやることにした、というお話を聞いて、本当にご縁があって岩田さんを拝見できているのだなぁと実感しました。

 「お芝居の話」も面白かったです!岩田さんが、座長は外から役を作って中に詰めていくタイプだけど、自分は中を作ってから外を整えるタイプだと仰っていたのがとても分かりやすくて、こういう作り方のお話面白いなと思いました。また横川さんが岩田さんに「でもわりと憑依タイプだよね」と仰っていて、岩田さんも「時々意識が飛んでいて、気付いたらカテコでお辞儀していることがあるけど、本当はそういうのは良くないよね、1回きりじゃないのに」と答えてらして、プロ意識……!と思いました。また、役に引っ張られがちな岩田さんが、1ヶ月ずっと魔苦減須を演じていた時は、大切な人を自分の手で失って、夜にはまた最初に戻ってしまうのがとてもしんどくて、だからサイン列でみんなとお話をする時間があるおかげでできたというのが魔苦減須のしんどさを感じて苦しかったです。

 これは「オミトーク」の時のお話だったか記憶が曖昧なのですが、横川さんのことを九割九分好きな岩田さんが「1個嫌いなところがある」と主張する内容が、このOMi展の準備で一緒に買い出しに行った時に、重い方の荷物を持ってくれた横川さんが、歩きながら荷物を上げ下げして筋トレを始めるから横を歩くのが嫌だったというもので、めちゃめちゃ笑いました。

 

 「オミトーク」の後はワニワニパニック!岩田さん、横川さん、近藤さんのお三方で順番にワニの歯を押していって、噛まれたら罰ゲームを一つするという単純なコーナーなのですが、これがまた楽しい!

 横川さんが引いた「恥ずかしい話」では、車の中で音楽をかけて歌いながら帰宅していた時に、「タイムフライヤー」を歌っていて、ちょうど駐車場に着いて車のドアを開けながら「もういやなんだ」と歌いながら降りたら、お隣さんに「こんばんはー」と声を掛けられ、このタイミングで!?となったというちょっと面白いエピソードが出ました。

 横川さんと近藤さんは「ラップで自己紹介」を引いたのですが、横川さんのたどたどしい感じのラップも面白かったし、近藤さんが最後にダンスでどうにかするのも面白かったです。また、近藤さんはいろいろSNSもしていると紹介する岩田さんと横川さんが、

   「Twitterとかインスタとかmixiとか……あっこれサンザのネタや!!」虚空を拝む

   「生きてる!!」

   「ぺーたとサンザは召されたから……」

   「どっちも現世におる!!」

と漫才してらして面白かったです。

 また、「ドラえもんでタイプの女性発表」ドラえもんのモノマネでタイプの女性を発表するを引いた岩田さんの「怒り方が上手な人」の例が、「靴下を脱ぎ散らかしているのに対して靴下さんが寂しがってるよ!」で、全員が「靴下さん……?」となりました。ご両親が甘やかす系だそうで、安定の家族仲……と思いました。

 また、岩田さんと横川さんの策略で罰ゲームをすることになった千東さんが、同じくドラえもんのモノマネで好きなタイプを発表することになり、「テレレテッテテー!」と始めたところ、クオリティが高すぎて一度ストップが入るという事態になりました。ドラえもんの登場人物ではのび太のおばあちゃんがお好きだそうで、元々のび太みたいでおばあちゃん子というのがとてもギャップがあるなと思いました。付き合うなら気の強い方がお好きだそうです。

 「音楽」音楽に関することならば何でも可を引いた岩田さんは、持ち歌の「壊れかけのトウザ」を披露してくださいました。「華やいだ稽古の後 静まる街を背に/星を眺めていた けがれもないままに/トウザから横川になり 捌けないボケたちに/本当のツッコミ教えてよ 壊れかけのトウザ」という歌詞だった記憶が違うかもしれないのですが、岩田さんの歌がとてもお上手なのに加えて、「オフになったらなんも突っ込んでくれへん!!」と主張してらして、爆笑してしまいました。「壊れかけのトウザ」は本当に名曲だと思います。

 

 終演後にはチェキタイムがあったのですが、横川さんが撮影している横で「BGMは何にします?……もういやなんだ!」と歌っていらっしゃって面白かったです。「白日」なども歌っていらしたのですが、全部音程を外していくという逆に難しいスタイルで、「世界に一つだけの花」では岩田さんに「世界に一つだけのリズムになってんで」と突っ込まれていて面白かったです。

 

 

 二回目はコノズコーヒーといえばのチャバタをいただきながら!チャバタは岩田さんもおすすめとのことで、メニューをみた瞬間に決まりでしたまちバルでも紹介されていたので余計に……

 

 OPトークでは、「OMi photo」と「Omiマスク」の値札を近藤さんが来てから作ってくれた、というお話をされていたのですが、元々岩田さんが頑張って付箋に手書きした分は横川さんに「OMi展はおしゃれにしたい!」と没になったそうです。没になった付箋を見てほしい、と岩田さんが荷物をがさがさと探している間、横川さんが場を繋ぐよう指示を受け、「井伊直政様の名乗り口上の物まねをします!」と動かれていて、元ネタを知らないオタク私ですも笑いました。開場中もずっと直政様の物まねをしておられて、岩田さんに「よう覚えてんなぁ」と言われていたのも面白かったです。

 

 二回目もまずはさいころを転がして「オミトーク」!

 「過去の話」で岩田さんと横川さんの初対面の時のお話をしてくださったのですが、エピソードの最初から最後までずっと横川さんの優しさが炸裂してちょっと面白かったです。

 ナゴヤ座を始めた頃のお話もしてくださったのですが、ナゴヤ座が本当に潰れかけた頃のお話をちゃんと聞く機会が今までなかったので、今回聞けて本当に良かったです。葵武将隊の頃は、すでに名古屋おもてなし武将隊さんが活躍していて、武将隊に注目が集まっていたので客も入っていたものの、ナゴヤ座はそうではなくて、全然客入りがなかったというのが、最近の予約戦争からすると考えにくいことだったのですが、実際に予約0で当日券が4人という日もあったそうです。切り詰めて営業しても12月が精一杯だと番頭にも言われて、やっぱり無理なのかな、となっていたら、つとむさんが「自分が最高だと思えていないものが良いわけがない、本当にそれでいいのか」意訳と言ってくれて、一度全部変えてから客も増えてきたというお話を聞いて、本当につとむさんはなくてはならない存在なのだなと思いました。

 また、「お互いの話」で、お互いに直してほしいところについてお話されていたのですが、ナゴヤ座の狭い通路で着替えている時に、トウザさんが通りすがりにお尻を触るところ、と告発されていたのも笑いました。タッチをしてくるのがトウザさんとトラザさんのお二人だそうで、トラザさんは力強いので少し浮くのに対して、トウザさんのタッチは優しいからまた感覚が違うとのこと。横川さんは最初の方にやめてと言われて以来許可制にしていると主張していたのですが、岩田さんは異議を唱えられて、「許可って言ったら普通、ここ座っていいですか?」とちょうど真ん中あたりの席で向かいが空席だった私に尋ねられて、動揺しつつ「あっどうぞ」とお答えすると、「ほらこうやってどうぞって言ってくれたやんか、でもこの人ちゃうもん、許可は出してへんもん」と反論しておられました。声を掛けたら心構えができるかなと思って、と仰っていて、また優しさが滲み出していました。

 横川さんが岩田さんに直してほしいところは「食生活」とのことでした。最近岩田さんが食生活に気を使ってらっしゃるそうなのですが、お昼にゆで卵にマヨネーズをかけて食べてらっしゃるのを「卵黄に卵黄かけてんだよ!?」と仰っていて笑いました。なんでも、岩田さんのお姉さまの旦那様であるレオくん本名レオナルドのブラジル人だそうですが15kg痩せた方法が少しずつずっと食べるという叶姉妹も実践しているというものだったらしく、岩田さんも真似して始めたそうです情報量が多い

 「お芝居の話」では、お芝居で岩田さんが挫折したお話をしてくださったのですが、座長の月読が髪の一本まですべて意のままに操っているように感じて、絶対に越えられないと思った、というのがとても印象的でした。まだ、ダエさんの弁慶やサンキューさんの混世魔王も、やりたくないと思ってしまった、と仰っていて、月読や弁慶も観てみたいなと思いました。

 また「お芝居の話」でまだ記憶に新しい「魔苦減須」二幕の「呼んだか、魔苦減須」のところのお話も聞くことができました!あまり事前に細かく打ち合わせるわけではないようで、岩田さんが「魔苦減須には魔苦減須のプランがあるのに蛮行が全部壊してくる」、と仰っていました。トウザさんの蛮行はとても優しいお顔をしているそうで、震えているのにいつものように手を広げてみせるので自然に謝罪が出ていた、と岩田さんが仰っていて、お芝居って面白いなと思いました。

 あと、さいころを手にパシンッパシンッとぶつける横川さんがドッジボールみたい、と言われてドッジはダサいな、とおっしゃるのを聞いて、岩田さんが「ドッジに謝れ!おれ小学校の時ドッジのチーム組んでて西区で優勝してんぞ!」とキレだして爆笑しました。

 

 「オミトーク」の次は開場中に集めた質問をランダムで引いて答えるという質問コーナー!私は「岩田さんのインスタ開設はいつですか?」と入れました。

 「彼女はいますか、またいなかったらタイプはどんな人ですか?」という質問があったのですが、タイプは「飲み会とかで率先してサラダを取り分けるタイプじゃなくて、そっと空になったお皿を重ねてくれてるような子とか、目の不自由な方が困ってはるのをさっと声かけて手を取って案内してる子」とのことで、それを聞いた横川さんがわざとらしく私の漢になったお皿を下げようとして、岩田さんに「わざとらしいわ!」と突っ込まれていました。終演後も横川さんが私のお皿を自然に下げようとして岩田さんに見てもらえずそっと戻してこられて面白かったです。岩田さんは誰かとお付き合いをしていたとして、約束をしている日でも、稽古が入ったら稽古を優先してしまうタイプだそうで、実際に「仕事と私のどっちが大事なの」と言われたこともあると仰っていて興味深いなと思いました。未だに正しい答えは分からないそうです。恋愛マスター横川さん曰く、岩田さんは「なんでもできるイメージがあるから、彼女としても全部できないといけないのかなと思ってしまう」「何でも与えたいタイプだからじゃあ自分自身はどうしたいのってなった時に距離ができちゃうタイプ」と分析しておられて、横川さんさすが……!!となりました。

 また、好きな女優さんは八代亜紀さんとのことで、横川さんが「将来矢代亜紀さんと仕事をして、MCなどにおみを呼びたい」と仰っていたのですが、それに対して岩田さんが、男が出てしまう、とキメ顔をしておられて面白かったです。

 「最近好きな曲はなんですか」という質問に対しては「別の人の彼女になったよ」とのことで歌ってくださいました!いつも妹さまやお姉さまから歌ってほしい曲のリストが来て、そこから覚えるそうで、ちょくちょく仲が良いエピソードが出てくるな……と思いました。

 「小中高で自慢できることはなんですか」という質問に対しては、なんと数学の模試で全国10位に入ったことがあるとのこと!高校数学に躓いて理系科目を捨てた人種なので模試で全国上位の感覚が分かりませんが、横川さんが「点Pが勝手に動く」と主張しておられて、こちらはとても共感しました何故勝手に動くんだ

 

 質問コーナーの後は一回目と同じくワニワニパニックのコーナーへ!

 罰ゲームで音楽を引いた近藤さんが、KPOPで踊ってくださるとのことで、バチバチにダンスを披露してくださったのですが、これがとても格好良くて、思わず「わぁ~~!!」と声が漏れてしまいました。

 また、その後同じく音楽を引いた横川さんが「めっちゃ嫌」と言った結果、「白日」を岩田さんがワンフレーズ歌った後に横川さんが同じフレーズを繰り返すという形で披露してくださることになりました。しかし、横川さんがところどころ歌わずに歌詞に返事をしてしまうという漫才状態で、最早誰の罰ゲームなのか分からない状況になっていました。特にツボだったのは、「真っ新に生まれ変わって人生一から始めようか」「そんなことできるんですか!?」です。

 また、夜も千東さんを交えての一戦もあったのですが、岩田さんと横川さんが押した振りをして千東さんに罰ゲームをさせるという姑息な手を使っているのがよく見えました。千東さんが引いたのが「物まね」で、折角ならナゴヤ座の誰かの物まねを、とトラスケさんのギャグをしてくださいました。トラスケさんにはやられた、と千東さんがお話している間、岩田さんが目の前に座っていてどこを見ていいか分からなくなるなどしました。

 

 2020年は実は岩田さんとしてたくさん活動する予定だったそうで、本当は6本くらい予定していたのに全て中止や延期になってしまったと伺いました。シェイクスピアの「テンペスト」で王子役をする予定があってトラザさんに立ち方などを教わっていたというお話を聞いて、観たかった……と悔しさが溢れています。

 また、なんと本当は6月に一か月ナゴヤ座もお休みして海外に行く予定だったそうで、状況が落ち着いたら是非リベンジして世界に飛び出していただきたいなと思いました。

 

 

 今回は素に近い岩田さんをたくさん拝見できて、とても嬉しかったです!普段はたくさん頭を働かせてトークを回してらっしゃるのが、横川さん任せというところも新鮮だったし、たくさん照れたお姿も見られて、岩田さん像が少し更新されました!

 岩田さんとしてのお芝居は去年の「蒼ノ風」(蒼 - 静心なくお金飛ぶらむ)と、今年の「ラクダ」(小さな幸せ🐫 - 静心なくお金飛ぶらむ)しかまだ拝見できていないので、来年は状況が好転してたくさん岩田さんとしてのお芝居も拝見できたらいいなと思いました!

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