静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

SAZEN0 2024.1.12-2024.1.14

1/12 『SAZEN0』夜公演@ナゴヤ

1/13 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

1/14 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 

1/12

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・喜多八/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

 待ちに待ったトラザさんのSFNご出演回。以前SFN回を拝見した際は練り歩きの太鼓係が+1ゲストだったため、この日もトラザさんが太鼓を叩いて出てこられるのかな、とふんわり思っていたら、なんと最初に太鼓を持って出てこられたのはシロウさん。「あれ? じゃあトラザさんは……?」と思っていたら、なんと喜多さんでご登場。衝撃のあまり悲鳴と涙が出ました。この日の喜多さん、昨年1月からやっていた三再演版『YAJIKITA』の喜多さんではなくて、再演『YAJIKITA2』の時に拝見した座長との弥次喜多コンビの喜多さんの雰囲気があって、とても嬉しかったです。剣豪の役をやることになって役作りのために小野塚道場にやってきたものの、「全員倒せばいい!」という発想で道場破りをするのも昔の喜多さんらしさに溢れていて懐かしくなりました。弥一郎がシロウさんだったからか、ふと『YAJIKITA2』のちょい見せで板を3枚に割った喜多さんと重なったのも好きでした。

 

 釣りの場面でも、喜多さんは剣豪の役作りのため栄三郎を追いかけてきたという設定。釣りの餌は喜多さんが拾ってきたガチャガチャから入手する形で、なんと美濃の山に落ちていた後藤さんという方のお財布から100円玉を使うという荒業! なぜか辰之助が自分の財布だと主張していたのも面白かったです。この餌は喜多八みくじになっていて、幕間には普段のガチャと一緒に並んで回せるように! 思いのほか数を用意してくださっていたおかげで全員に行きわたっていて、とても良かったです。どうやら200個用意してくださったらしく、ひとつひとつに手書きで今年の漢字を書いてくださっていてありがたかったです!

 あとここ、喜多さんの口上が拝見できたのも嬉しかったです! あの口上、何度拝見してもしたりないほど好きなので、また拝見できると思わず、おひねりが大量に消えました。

 

 祠を開けるシーンでは、この日は辰之助が突然皆で踊ると宣言。レクチャーも何もなくていいのか……!? と客席も動揺する中かかったのは「YAJIKITA」シリーズのテーマ曲! 『YAJIKITA3』のダンスに喜多さんも乱入して面白かったし、おたくも久々に踊れて楽しかったです!

 この日喜多さん自身は『YAJIKITA2』の時のゴーレム喜多さんの系譜だったなと思いますが、『YAJIKITA』の口上や『YAJIKITA3』のダンスが拝見できて「YAJIKITA」シリーズてんこ盛りだったのがとても嬉しかったです!

 

 喜多さんから一転、二幕のトラザさんは大膳様に。大膳様は影丸の日の襖越しでも結構怖いのですが、この日の大膳様は半兵衛を殴る蹴るで、いつにも増して恐ろしいお方でした。極めつけに半兵衛の頬に刃を当てて傷をつけるところまでなさっていて、それがあるからこそその後の半兵衛の「もう後がねえんだよ!」という台詞がより一層真実味を帯びていたのが好きでした。多少無茶でも、赤雲丸・青竜丸を持ち帰る以外に生きる道が存在しない半兵衛はとても儚い存在だなと思います。

 

 この日は喜多さんと大膳様の処理に精一杯で、ほとんど他のところの記憶を持ち帰ることができなかったのですが、トラザさんが演じる喜多さんと大膳様を拝見できただけでも来た甲斐があったなと思いました。

 最近SFNの動画はメンバーシップに上がってないけど、この回は上がったらいいなあ……。

 

1/13

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・新井半兵衛:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・金子辰之助名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 この日は久々にトラスケさんとシロウさんの親子が観られました! 以前にもブログに書いたような記憶がありますが、トラスケさんの鉄斎は優しさが常に滲み出していて好きです。

 この日は釣りのシーンで辰之助と一緒になって「山をなめるな!」「自然をなめるな!」と叫んでいて、面白さもマシマシな鉄斎で大笑いしました。鉄斎の池ギャグ、大好きです。

 

 月影コンビはダエさんとトラザさん。トラザさんの影丸はこの週末観られなかったら12月中旬が最後になってしまうところだったため、ここで観られて本当に良かったです!

 トラザさんの演じる影丸は、戦うことが大好きで仕方がないという印象が強く、だからこそ強さを求めているタイプなのかなと思っているのですが、その影丸青竜丸を手にすると相手を見ずとも切り伏せることができるのが拝見していて凄いなと思います。

 あと私はトラザさんの影丸が首を斬られて死ぬところが大好き。影丸は今まで月丸と互いに高め合って来たがために他の人間を下に見ているような面があると思うのですが、あの瞬間、まさか半兵衛程度に殺されるなんて、という傲慢さが垣間見えるような気がします。

 本当はトラスケさんとの虎虎月影コンビも生で観たかった……! 運良く配信に残っているため、こちらはゆっくり観ます。

 

 この日、何か書き残しておきたいことがあったような気がするのに忘れてしまって悔しい……! 思い出したらSNSに残しておきます。

 

1/14

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・金子辰之助:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

 

 この週ラストとなったこの日。ここのところほぼ週に1日のみの観劇が続いていたため、怒涛の3日の締めくくりという感覚でした。

 

 この日はジューローさんとトラザさんの師弟コンビ。この師弟コンビ、距離感が近くて天然ボケな栄三郎に鉄斎が振り回されているのが面白くて好きです。

 トラザさんの栄三郎は真面目すぎるがあまり少しズレたところがあると感じていて、それが釣りのシーンで垣間見えるのがとても好きです。この日トラザさんの栄三郎がとても早足なのが好きだというお話をしたら、「栄三郎は真面目すぎるからカーブができない」と言われて大笑いしました(ちゃんと「真面目でもカーブはできると思うけど」と補足されてました)。栄三郎、真面目すぎるから小野塚道場の中でも寒いと思ったらマフラーなのかな……(?)

 この日祠のシーンはシロウさんによる手を繋いで右手を挙げる儀式で、鉄斎の右手を挙げさせまいと抑え込む栄三郎が「筋肉バカ!」と言われていて、これも栄三郎の真面目さがズレて現れているなと思いました。

 

 という話は置いておいて、この日栄三郎が魔剣に操られているところの動きが大好きでした。前日影丸のトラザさんを拝見していたので、この日はより解像度が高い状態で観られて、トラザさんの影丸も栄三郎も、青竜丸の怨念によって動く時は相手を見ないという共通点があって、トラザさんの中で青竜の動きが一つ確立しているのだろうなと改めて思いました。

 人間は本来力を100%使えないように脳がコントロールしているといいますが、赤雲丸・青竜丸に操られている時の栄三郎はリミッターを振り切った動きをしているように見えて、それを演じているトラザさんの身体能力にも改めて脱帽しました。

 

 そしてこの日の半兵衛はダエさん! 実はタイミングが合わずずっと拝見できずにいたのですが、この終わりかけのタイミングで奇跡的に拝見できました。

 ダエさんの半兵衛といえば、の都道府県紹介ネタは、配信を観た際は北海道が入っていたのですが、この日は三つ目が高知になっており、「構え方なんてない!」と仰っていて大笑いしました。

 確か半兵衛が影丸を切ったところで「お疲れマン!」と叫んでいて、「お疲れマン……!?」とざわざわしていたのも面白かったです。

 

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 のんびり感想を書いているうちにどんどん記憶が零れ落ちていってしまうのですが、なんやかんやで私の『SAZEN0』もあと1日! 最後の1公演まで全力で楽しもうと思います!