静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

妖界道中おったまげ之巻 2023.07.19-2023.07.23

7/19 『YAJIKITA3』夜公演@ナゴヤ

7/21 『YAJIKITA3』夜公演@ナゴヤ

7/22 『YAJIKITA3』昼公演・夜公演@ナゴヤ

7/23 『YAJIKITA3』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

〇7/19

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・喜多八:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・青山鉄山 他:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・お菊 他:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・七度狐 他:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・老人 他:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

 

 ついさっき謎解きが終わったばかりな気がしているのに、もう水曜日! 今週はサンエーさん・トラスケさんの弥次喜多コンビから始まりました。このお二人のコンビ、前々から観たいと思っていたコンビではあったのですが、まさかこのタイミングで出てくるとは……!

 トラスケさんが演じる喜多さんは、他の喜多さんたちの中でもとくに格好良さが強い喜多さんだと思っていて、この日もOPで弥次さんに置いて行かれても「また後で」程度で見送って、自分で借金取りさんたちから逃れられるのが凄いし、べぇ、と舌を出すのが強いなと思いました。

 

 「狐の尼寺」で弥次さんの指差す方角を見るくだりで、本来喜多さんは「太い指だな」「爪が伸びてるぜ」「垢が溜まってるぜ」と言うのですが、この日の喜多さんはただただ何も言わず見つめていて笑いました。弥次さんと互いに「ん?」「ん?」と言い合っておられたのもとても可愛かったです。

 また、サンエーさんの弥次さんは他のコンビの時でも喜多さんの袖を掴んで怯えていますが、この日いつも掴んでいるところ以外でも喜多さんの袖を掴んでいて、あとでこれが「菊の井」での怖がり方に繋がるのだなと思いました。それなのに、棺桶を担いだおふたりが来ると喜多さんに盾にされていて笑ってしまいました。

 

 ジューローさんの庵主様、この回は久しぶりにアトラクションタイプの「上の村のお庄屋さんの娘さん」でした! やっぱり勢い余って赤子を投げ捨ててしまう庵主様の良い適当感が本性の狐を感じて好きです。あとこの日、「ねんねんよ 寝やれんか」の子守唄の音程がジェットコースターで笑いました。

 おさよ後家さんは弥次喜多コンビから離れる際に何故か尻餅をついてらして大笑いしました。

 

 「菊の井」では井戸を見つけた弥次さんがなかなか近寄らず、やっぱり怖いんだ……と思っていたら、弥次さんの「いろいろと気を付けて帰れよ」という台詞を言うのが喜多さんになっていて衝撃でした。あの喜多さん、べらぼうに格好良くて大好きです。

 サンジャクさんが三平さんを演じておられるのを拝見するのは久しぶり。お皿を数えるところ、焦ってお皿がかちゃかちゃ音を立てているような気がしました。

 ジューローさんのオタクさんはよくお酒をこっそり備えようとしておられますが、この日は備えておらず新鮮に感じました。

 

 「やまんば」のトラスケ喜多さん、山姥さんが包丁を研いでいるところを目撃した時の表情がとても好きです。「知っとる、知っとるぞ」の時はまだ余裕そうなのが、だんだん余裕がなくなっていくのが面白いなと思います。

 

 和尚さんは山姥さんを豆にして食べてしまいますが、サンスケさんの和尚さんは歯に引っかかったところを捨ててしまうのが興味深いです。捨てずに食べたほうが力になりそうなものですが、妖怪の総大将だからその程度は微々たるものなのでしょうか。山本さんの傲慢さ故かな、と思っています。

 

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〇7/21

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・喜多八:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・青山鉄山 他:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・お菊 他:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・七度狐 他:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・老人 他:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・オタク/懸衣翁:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

 

 水曜日お休みだったトラザさんがご復活! 久々のトラザさん・ジューローさんの弥次喜多コンビでした。この日はいろいろなことが起こっていて、笑いすぎて記憶が曖昧を極めています。この日のトラザさんの弥次さんは他の喜多さんの時よりも可愛さ控えめで、ジューローさんの全力喜多さんとも相性抜群でした。あとこの日の弥次さん、なぜかお兄様っぽさがあって面白かったです。

 

 この日はSFNだったため、プラスワンでサンエーさんがご出演。「ご隠居」と呼ばれていたサンエーさんのオタクさん、最古参勢だろうな、という雰囲気で面白かったです。実は初回のおじいさんオタクさんはおじいさんなのにド新規という設定だったのが周りのオタクたちによって変わっていったそうで、それもまた面白いなと思いました。

 

 先週は金土日と続いていた座長の山本さんが宙を飛ばず、何かあったのかしら……? と思っていたのですが、この日またあの格好良い跳躍が復活していて嬉しかったです!

 

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〇7/22

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・喜多八:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・青山鉄山 他:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・お菊 他:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・七度狐 他:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・老人 他:名古屋参笑太さん(以下「ショータさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

 

 土曜日は待ちに待ったベテラン組の弥次喜多コンビ。もしかして『YAJIKITA3』ではサンキューさんが弥次さんなのではないか、という噂が現実のものとなり、ちょい見せで出てこられた途端歓声が上がりました!

 この日の弥次喜多コンビ、初日以降少しずつ元の台本からアレンジされていって無くなった台詞も復活していたのですが、それが上手くハマっていて、さすが最年長コンビだなと思いました。

 

 そしてもう一人新役お披露目だったのが、座長! お待ちかねの3役目は鉄山さんでした。これで完全に座長とトラザさんの演じておられる役が同じになり、ますますおたくは配役が読めなくなりました。ふふ。座長の鉄山さん、これぞ! と求めていたままで嬉しかったです。あと1か月ちょっとしか公演がありませんが、ここからどれくらい観られるか楽しみです。

 

 この日のお菊さんは前日に引き続きトラスケさんだったのですが、「屁のことだろ?」と問い詰められて井戸に帰ろうとしてしまうのがとても可愛かったです。それを許さず言わせようと詰め寄る弥次喜多コンビがとても凶悪で面白かったです。

 

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〇7/30

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・喜多八:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・青山鉄山 他:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・お菊 他:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・七度狐 他:名古屋参笑太さん(以下「ショータさん」)

・老人 他:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

 一週間の終わりは山屋の弥次喜多コンビ! 前回お昼だけ山屋の弥次喜多コンビがあった日は夜のみの観劇だったため、久しぶりに拝見できました。相変わらず抜群のコンビ感で、やっぱり弥次喜多コンビといえば山屋だなと改めて思いました。

 この日鉄山さんがジューローさんで、前回拝見した際も進化していて良かった覚えがあるのですが、この日更に良くなっていて、うっかり出てしまいそうな悲鳴を必死で押し殺しました……。

 ショータさんの七度狐さんも1か月ぶり! 不気味な雰囲気が増していて衝撃でした。絵になる小木曽さんのネタどれも大好きなのですが、特にトロのネタが面白くてツボでした。小木曽さんのライブがあったら行ってみたいな~!

 そしてこの日、おさよ後家さんはトラザさん。お昼の時点でまたもや棺桶が崩壊していて笑ってしまいました。私が観測している限り実に三回目で、タイミングが良いのか悪いのか……。棺桶の蓋から手を出すところ、作画が水木しげるで好きです。

 

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 感想をメモし忘れたところが多くどんどん内容がスリムになっていますが、『YAJIKITA3』も残り1か月ちょっと。最後まで感想も書き続けていきたい所存です!