静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

妖界道中おったまげ之巻 2023.4.21-2023.4.23

4/21 『YAJIKITA3』昼公演@ナゴヤ

4/22 『YAJIKITA3』昼公演@ナゴヤ

4/23 『YAJIKITA3』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 新役ラッシュの2週目! 怒涛の4公演を観てきました!

 

〇21日

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・喜多八:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・青山鉄山 他:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・お菊 他:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・七度狐 他:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・老人 他:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

 

 この日は初日からずっと山本五郎左衛門を演じていた虎三郎さんがお休み。どんな配役になるのか楽しみにしていました。

 この日は昼公演だったため、ちょい見せからのスタート。口上師でサンキューさんが下りてこられて、思わず「わあ!」の声が漏れました。借金取りさんもダエさんとトラスケさんで、こちらも驚きました!

 サンキューさんは「狐の尼寺」ではストッキング担当。サンキューさんが全力で引っ張るため、ジューローさんが「アア……」と声を上げていたのがとても面白かったです。それが、「菊の井」では打って変わって静かな語りになって、切り替えが本当にお上手だなと思いました。

 ダエさんは「狐の尼寺」ではおさよ後家さん。こちらは弥次喜多へにじり寄る時にシューシューと音を立てていて笑いました。「菊の井」ではお菊さんのオタクで、こちらは不思議と気持ち悪さの低めなオタクで面白かったです。ダエさんがMIXをしているところがまさか観られるとは……。そしてメインのお話、「山本五郎左衛門」では薙刀捌きが格好良い! 私は当時を知らないおたくなのであまり印象がなかったのですが、そういえば加藤清正様にお身体を貸しておられたのですよね。なんやかんや『虎の尾』も現地に行っていないおたく、ちゃんと薙刀を使っておられるところを観るのが初めてでさすがにテンションが上がりました。あとこれ、22日からだったかもしれないのですが、薙刀を持って戻ってくるところだったかで、魔王メイクが追加されていて格好良かったです。

 

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〇22日

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・喜多八:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・青山鉄山 他:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・お菊 他:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・七度狐 他:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・老人 他:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

 

 この日は初日からずっと弥次喜多コンビを演じていた座長とサンスケさんの山屋コンビがお休み。もしかしてあるのだろうか、いやでも……、と思っていたトラザさん、トラスケさんの虎屋の弥次喜多コンビが現実になりました!

 虎屋のおふたりの弥次喜多コンビは、山屋のおふたりとはまた違った関係性を築いているのがとても面白かったです。特に、山屋だと弥次さんが格好良さ担当、喜多さんが可愛さ担当のように感じるのですが、虎屋はどちらかというとそれぞれどちらも担当している印象がありました。私が好きなシーンは、「狐の尼寺」でおさよ後家に怯える弥次喜多のおふたりがなぜか折り重なって平服するところ。弥次さんの上に完全に乗っかっている喜多さんも、喜多さんを乗っけている弥次さんもなんだか可愛いなと思います。あと、「やまんば」で喜多さんに「やまんば」を聞き返すところ、「……パンダ?」のごり押しなのが面白かったです。トラザ弥次さん、どんな夢を見ているのでしょうか……。

 

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〇23日

~配役~

・弥次郎兵衛:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・喜多八:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・青山鉄山 他:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・お菊 他:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・七度狐 他:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・老人 他:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・山本五郎左衛門 他:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 一日お休みを経て帰ってきた山屋も早速新役! あったら良いな、の配役が叶うナゴヤ座が凄いなと思いました!

 サンスケさんの鉄山さん、Youtubeの映像で拝見した『SAZEN』の大膳様のような恐ろしさがあって、「L・O・V・Eラブリー鉄山!」のコールがしたくなりました。サンスケさんの悪役の声の出し方がたぶん好きです。それでいて、二幕の「やまんば」では可愛らしさとコメディ感を調合した恐ろしさがあって、この山姥さんは根っからの妖怪の類なのだろうな、と思いました。

 座長の「菊の井」でのオタクさんは、喋る度に首を小さくふるふるしているのが得体の知れない気味悪さがあり、座長のオタクの認識ってこんな感じなのかな……と思いました。「山本五郎左衛門」では、和尚の時は髪を結っておられたのを、本性を現す時に全部下す大変身に衝撃を受けました! 座長だからできることだなあとしみじみ思います。

 

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 今週は一気に6人の新役があり、二役目がまだなのはご出演がしばらくないトウザさんとサンジャクさんを除きサンエーさん、ジューローさん、ショータさん、タロウさんの4名! 間もなく周年ウィークもあり、更に配役が楽しみな『YAJIKITA3』、目が離せません!