静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

弥次さん喜多さん 2023.3.29-2023.4.2

3/29 『YAJIKITA』夜公演@ナゴヤ

3/31 『YAJIKITA2』夜公演@ナゴヤ

4/1 『YAJIKITA』昼公演・夜公演@ナゴヤ

4/2 『YAJIKITA2』昼公演@ナゴヤ

 

 

 1月に始まった『YAJIKITA』、『YAJIKITA2』もいよいよ最終週。あっという間の三か月、最後まで堪能してきました!

 といいつつ、3/30のライブと『YAJIKITA2』楽日のインパクトがあまりにも強く他の記憶がかなり曖昧になっております。

 

〇3/29

~配役~

・弥次さん:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・喜多さん:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

護摩の灰(兄い)/「腹痛の宿」主人/雷蔵の子分/鎌倉権五郎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

護摩の灰(子分1)/医者/腹出し:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

護摩の灰(子分2)/近藤雷蔵/腹出し:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・「暗闘の宿」主人/産婆/豪傑の子分:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・坊主/小山田豪傑/腹出し:名古屋参笑太さん (以下「ショータさん」)

 

 前の週から毎公演何かを見納めているかもしれない……と思って通っていた「YAJIKITA」シリーズ。この日はきっとほとんどが見納めだろう、と思っていつも以上に気合を入れて観ました。

 サンエーさんの弥次さんで特に好きなのが、「川越人足銭渡り」で喜多さんに人足を呼びに行かせるところで、しゃくれた顎を元通りにする時の効果音です。毎回良い音が鳴るな、と思っていました。それから、「夢の宿」で、花道で腹出し二人を相手にしている場面! ダエ弥次さんはあの場面は渋めなのですが、サンエー弥次さんは笑っているのが毎回格好良くて好きです。

 前の週も観られましたが、座長の「腹痛の宿」の主人もまた観られて嬉しかったです。何度観てもホラーで大好きでした。

 あとこの回雷蔵がダエさんで、それに合わせて座長子分さんも優雅になっていたのをサンキュー子分さんが嫌そうにしていて面白かったです。川の流れを作っている間も子分さん同士の絡みをするようになったの、好きです。

 

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〇3/31

~配役~

・弥次さん:名古屋駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・喜多さん:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

閻魔王名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・牛頭/腹の虫:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・馬頭/腹の虫:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・卯頭/懸衣翁/腹の虫:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・奪衣婆/人頭幢/人呑鬼:名古屋参笑太さん(以下「ショータさん」)

 

 この日はサンキューさんの『YAJIKITA2』千穐楽。それもあってか、冒頭からフルスロットルで大笑いしました。OP前からダエ弥次さんと喧嘩してばかりだったのに、地獄では少し喧嘩が減っているところ、喜多さんも少し地獄という環境を警戒していたのかな、と思いました。

 この日の牛頭馬頭はスケスケコンビ。トラスケ牛頭さんの敢えて探さない方針やマシンガンで青鬼さんを蜂の巣にするところが大好きなので、こちらも千穐楽前にまた観られて良かったです。確か牛頭さんと喜多さんが牛頭さんのマントを噛んでいたのが記憶に残っています。なんだったんだろう……。

 

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〇4/1

~配役~

・弥次さん:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・喜多さん:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

護摩の灰(兄い)/「腹痛の宿」主人/鎌倉権五郎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

護摩の灰(子分1)/雷蔵の子分:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

護摩の灰(子分2)/近藤雷蔵/腹出し:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・「暗闘の宿」主人/産婆/豪傑の子分:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・医者/腹出し:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・坊主/小山田豪傑/腹出し:名古屋参笑太さん (以下「ショータさん」)

 

 ついに『YAJIKITA』も千穐楽千穐楽だし、弥次喜多コンビはダエさんとサンスケさんだろう、と油断していたところにトラザ喜多さんが来てひっくり返りました。何故かこの日、マチソワで整理番号一桁を引くことができたため、奇跡的に二公演とも良いお席で観られたのも僥倖でした。喜多さん、「腹痛の宿」のトラスケ主人さんが赤子を抱いて出てくるところで、毎回必死で耐えておられて好きでした。私は毎回笑いました。

 そしてトラザ喜多さんということは、サンスケ喜多さんに再会できるということ! もう見納めてしまったと思っていたし、見納めちゃったな、と思って泣いていたおたくだったので、本当に嬉しかったです。

 また、この日サンキューさんはなんと雷蔵さんの子分も担当! ほっぺたをずっと凹ませた子分さんで、座長子分さんに「なんだその顔」と言われていたのが面白かったです。

 トラスケさんの権五郎は「暫く、暫く~!」と出てくるところの足運びが本当に大好きなので、こちらも最後に堪能できてよかったです。

 

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〇4/2

~配役~

・弥次さん:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・喜多さん:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

閻魔王:名古屋参十坐さん(以下「トウザさん」)

・牛頭:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・馬頭/腹の虫:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・卯頭/懸衣翁/腹の虫:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・奪衣婆/人頭幢/人呑鬼:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・懸衣翁/神田/腹の虫:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

 

 いよいよ『YAJIKITA』・『YAJIKITA2』の大千穐楽日。この日は、何と言っても全てを搔っ攫っていったトラスケさんがMVPでした。

 まず、懸衣翁もかなり癖が強い! 縛り上げられた奪衣婆を解放した懸衣翁がそっと乳をたたんでいたのが予想外で、どうしたらそんな行動が思いつくのだろうと思いました。トラスケさんの引き出しの底知れなさを久々に実感しました。あとこの懸衣翁、残機3の状態で駆けつけていて良かったです。

 そして最強だったのが神田さん。最近地獄に落ちた新人亡者で、枝豆の食べ過ぎが死因だったというところから面白かったのですが、黒縄地獄の体験や足つぼ地獄での大縄跳びなど大活躍で、その後も弥次喜多コンビが相方を捨てて神田さんとコンビを組もうとしていた人気っぷりが凄かったです。

 その後トラスケさんは腹の虫になっていましたが、あれも神田さんだったらどうしよう……と震えました。あんなに弥次喜多コンビに求められていたのに閻魔様の腹の中に落とされて人間の記憶を失ってしまったなら重たいな……。

 サンエー卯頭さんはやっぱりトウザ閻魔様にまったく懐いていなくてタロウ卯頭さんとの違いが好きだなと思いました!

 トラザさんの人呑鬼もあっという間に見納め。昼公演でサンスケ喜多さんがしがみついていたからか、普段蹴り飛ばしているところで拳を叩き込んでいた気がしました。トラザさんの人呑鬼が弥次さんに浴びせる最後の一太刀の軌道が毎回大好きだったので、もっとたくさん観ていたかったなと思いました。

 

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 3か月間、なんやかんやで38日52公演を観劇していた『YAJIKITA』『YAJIKITA2』。千穐楽を迎えてしまったことはまだ寂しいのですが、今週は明治村もあり、来週には『YAJIKITA3』が帰ってくる! と思うとご機嫌になれます。まずは2作品同時上演お疲れ様でした! 『YAJIKITA3』で新たな旅を観られること、楽しみにしております!