静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

弥次さん喜多さん 2023.3.15-2023.3.18

3/15 『YAJIKITA2』夜公演@ナゴヤ

3/17 『YAJIKITA2』昼公演・夜公演@ナゴヤ

3/18 『YAJIKITA』夜公演@ナゴヤ

 

 

 光陰矢の如しで、あっという間に一週間が過ぎ去っていました。今回は3/15から3/18の3日間の振り返りです。

 

〇3/15

~配役~

・弥次さん:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・喜多さん:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

閻魔王:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・牛頭/腹の虫:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・馬頭/腹の虫:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

・卯頭/懸衣翁/腹の虫:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

・奪衣婆/人頭幢/人呑鬼:名古屋参笑太さん(以下「ショータさん」)

 

 いよいよサンジャクさんの千穐楽。先週もトラザ牛頭さんとサンジャク馬頭さんのコンビで、高い身体能力を見せつけている牛頭馬頭コンビでしたが、更にパワーアップしていました! トラザ牛頭さんは、「賽の河原のガキ共の積んだ小石の石崩し」で毎回オヒネリノックをされていますが、この回は特に攻撃力が高く、サンキュー喜多さんが震え上がっているのがとても良かったです。

 座長とサンキューさんの弥次喜多コンビもかなり久しぶりに拝見した気がするのですが、ひょっとすると1か月ぶりくらいではないでしょうか……。タロウ卯頭さんの足つぼ椅子取りゲームでポーズを決めるのも久々に拝見できて、とても嬉しかったです。

 あと確かこの日のトラスケ閻魔様は地獄の蝶々でご機嫌を取られており、地獄の蝶々は人頭幢以外にも有効なのだな……と新発見でした。トラスケ閻魔様と座長弥次さんの時に発生する「弥次さん長いものならなんでも好き説」の審問で、一反木綿が出てくるのですが、水木しげる作品のイメージに囚われているため、毎回一反木綿って男では……? でも長いものならなんでも良いのか……と思っています。


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〇3/17

~配役~

・弥次さん:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・喜多さん:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

閻魔王:名古屋参十坐さん(以下「トウザさん」)

・牛頭/腹の虫:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・馬頭/腹の虫:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・卯頭/懸衣翁/腹の虫:水谷健さん(以下「水谷さん」)

・奪衣婆/人頭幢/人呑鬼:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

 なんと『YAJIKITA2』2日目のご出演だというトウザさん。前回ご出演の時も拝見しましたが、今回は袴がちゃんと着れなかった閻魔様で、牛頭馬頭コンビにせっせと直されていたのが面白かったです。以前拝見した時は卯頭さんを飼い慣らそうとしていた閻魔様だったように思うのですが、水谷卯頭さんのことは手懐けようとしていなくて、しないんだ……と思いました。

 そしてこの回は久しぶりにトラザさんの奪衣婆! 相変わらず可愛さが断然トップな奪衣婆さんで、さすが地獄のアイドルだなと思いました。人吞鬼はビジュアルも天才ながら、やっぱり戦闘力もあって、閻魔様の腹の中のイケメン枠ではなかろうか、と思いました。トラザさんのこの配役、私がいない日と重なっていたため、1月末ぶりに拝見できて嬉しかったです。

 タロウ喜多さんも先週に引き続き観ることができてハッピーでした! 三途の川の岸辺で弥次さんを思う歌を歌うところの曲が「香水」で、弥次さんを見つけると「ドルガバ!」と呼びかけるのが面白くて好きです。


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〇3/18

~配役~

・弥次さん:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・喜多さん:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

護摩の灰(兄い)/「腹痛の宿」主人/雷蔵の子分/鎌倉権五郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

護摩の灰(子分1)/医者/腹出し:名古屋参太郎さん(以下「タロウさん」)

護摩の灰(子分2)/近藤雷蔵/腹出し:名古屋参笑太さん(以下「ショータさん」)

・「暗闘の宿」主人/産婆/豪傑の子分:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・坊主/小山田豪傑/腹出し:名古屋虎之助さん (以下「トラスケさん」)

 

 ついにトラスケさんの新役! 二役目は坊主さんでした。トラスケさんの坊主、絶対に面白いという確信はありましたが、実際に観てみると想像以上で、「腹痛の宿」ではトラスケ坊主さんから目を離せませんでした。ラップのお上手な僧侶の方が読経もお上手だ、という話を聞いたことがあるのですが、トラスケ坊主さんは木魚の打ち込みの力強さが半端でなくて、これは絶対にドラムがお上手な坊主さんだ、と思っていたら、途中から本当にドラムの叩き方になっていて面白かったです。サンスケ喜多さんの軽快なカスタネットと合わさって、弥次さん対産婆さんのシーンの音楽性が最高でした。

 この回、ほとんどすべての記憶をトラスケ坊主さんに持っていかれてしまったのですが、「川越人足銭渡り」では座長子分さんとトラザ子分さんがやっぱり筋肉を見せつけていて笑ってしまいました。お互いの筋肉を称え合い、嬉しそうにされているのも平和で良かったです。


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 この週の私のナゴヤ座は土曜日で終了。というのも、日曜日は博物館明治村へ足を延ばしていたのでした。

 今月で現世を離れられる夏目漱石先生にお会いできるのはこれが最後の機会だ、と行ってきた明治村、とても暖かくて最高の公演でした! 漱石先生にお会いできなくなるのは少し寂しいのですが、幸いまだ読んでいない夏目漱石の作品が山ほどあるため、一つひとつ読みながら漱石先生のかけらを感じたいと思います。漱石先生、4年間お疲れ様でした!


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 さて、いよいよ「YAJIKITA」シリーズの三再演も残すところあと2週間。どんな配役が観られるか、残りも楽しみです!