静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

NEVER SAY NEVER

46 3/21夜公演 ボイメンステージ「諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~」@池袋サンシャイン劇場

 

 

 12/21パシフィコ横浜で行われた「ボイメン学園文化祭」。その最後に突如発表された舞台公演に行ってきました。なんと言ってもサンシャイン劇場!忍ミュでも「マリーゴールド」でもお世話になったあの!サンシャイン劇場です。もはや劇場ハコ推しです。

 

 ストーリーとしては、本番直前に出演者がいなくなって幕を上げるのか、それとも中止するのか、開演したらしたで次々にピンチが訪れて、いつ中断するのか、というもの。実際に劇中劇の「ドン・キホーテ」も一緒に進んでいく演出だったのですが、劇中の拍手が実際の劇場での拍手とリンクしていて、大好きな演出をされたオタクは泣きましたエーステも劇中劇の拍手のタイミングで実際に拍手が起こって泣いた。また、地味に2020年に入ってから初めての生つじちゃんだったので、始まってOPの段階でボロ泣きしましたつじちゃんが歌ってる……。歌詞の「俺が弱いから」で泣いたり、「空前絶後」「超絶怒涛」がつじちゃんみに溢れていて泣いたりしましたずっと泣いてる

 

 

 以下今回もどうしても感想が纏まらなくなったので箇条書きスタイルです精進します

 まず初っ端!いきなりのラップバトルめちゃくちゃ笑いました。ナゴヤディビジョンかイケブクロディビジョンかどっち??というバカなことを考えました。配信で観たブルー公演の幹夫こめちゃんの動きのキレが良すぎて、なんでこの事務所はこの有望な人材をマネージャーにおいたままなのか謎でした。

 それからうらぽんの迫田!普段は可愛い関西弁のうらぽんが、ぶっきらぼうな感じの関西弁で大天才でした!!迫田は来てくれた人にこんなグダグダな作品をみせるなんて、逆に小野寺は今来てくれいる人をまず楽しませたい、とどちらも観に来た人のことを考えるからこそ対立することになるのがとても良いなと思いました。

 進太郎は最初は一真が逃げないように公演が終わるのを待っていたのに、みんながなんとか開演しようとしているのを見て、ショウヤの代役で舞台に立って、最終的にお父さんを説得する手助けをしようと心変わりするのがとても良くて泣きました。「いつまで夢を見続けるの」って一真にストレートに言ったりするけど、根っこのところでは幼い頃の兄の記憶がしっかり残っていたりして、好きなんだなと思いました。あとつじちゃんとみかちゃんの兄弟は年の差がある雰囲気だったので、「俺が守ってやる!」「俺を信じろ!」という一真は進太郎にとってとても大きな存在だったのではないかなという印象でした。逆にゆーちゃむとほんちゃんの兄弟はかなり年の差が小さいように思って配役によるものかもしれないけど、その分幼い頃はずっと信頼していたのにどんどん人気がなくなっていって失望していたのかなという感覚でした。それにしても公務員のほんちゃんあまりにも似合っていて面白かったです。あと、「午前中なら空いてるって言ってたから」というセリフで初日ソワレからスタートなの舞台あるあるじゃん……と思ってしまってちょっと笑いました。

 西園寺もなかなか曲者で、迫田も言ってた通り生もの差し入れにするなよ……と思ったり、小百合さん推しがすごかったり、そもそもたくみんから滲み出るクセの強さだったりでめちゃめちゃツボでした。BMKはまだ勉強中ですがたくみん好きかもしれない……と思った瞬間でした。歩き方からクセが強いの何??それからけんぱくんの西園寺は何があったんですか……?キャラが濃すぎて理解が追い付かなかったので一度並んでみたいなと思いました。「いちにさいおんじ!」はめちゃめちゃ好きです。

 それから大樹とロシナンテがめちゃめちゃ好きです。いなくなったアルルドンサをどうする、という話になって代役をすることになった大樹が、ロシナンテは死んだ!と言われて悲しんでいたのがとても可愛かったです。ロバ耳があまりにも似合う……。アルドンサといえばジェスチャーで本来のアルドンサのセリフを伝えようとする大樹があまりにもクセが強くて最早よしぴちゃんで笑いました。あと裕次郎と大樹が、今回の公演が終わったら一真は辞めるつもりにしていると知って問いただすところのグローリーズはあまりにもしんどくて、ずっと泣いていました。二人とも本当は気になって仕方ないだろうに、とにかく目の前の公演を成功させようとしている姿で絆じゃん……と思うなどしました。

 キラジェネで特に刺さったのがレオでした!ゆるっとしているのに実は周りのことはよく見ていて、セリフはほとんどあやふやと言ったり散々稽古もしてきただろうに結末を知らなかったりと大丈夫なの……?と思わせるのに、めちゃめちゃお芝居が上手い!今売れているキラジェネのメンバーで、普段のぱやぱやした雰囲気とは全然違うお芝居をするレオ、絶対映像のお仕事とかたくさん来るようになるんだろうなと思いました。将来有望すぎる……。

 タクトは最初はやばい後輩いるじゃん……と思ったりもしたのですが、進太郎と同じく、憧れていた一真やグローリーズが段々輝きを失ってきたのが解釈違いだったんだなと納得しました。最初は地方公演が潰れてほしい、アンサンブルに近いポジションでも理由をつけてアルドンサの代役を断る、アルドンサが捌けてロシナンテに変わるのを邪魔する、と少しでも公演が潰れるように動いていたのが、進太郎の読み合わせに自主的に付き合って、最後のカテコでは大好きだと言うまでになるのがとても素敵でした。

 紅一点?の千鶴はめちゃめちゃに可愛かったです!流石ミスコンで優勝しただけあるな……と思いました。「君は女神」で十字架になる千鶴はあまりにも宗教画だったし、千鶴の歌い方が絶妙にクサくて最高でした。何回観ても「ドン・キホーテサ↑マ↓ー」で崩れる自信があります。ただ登場シーンやアルドンサのセリフが歌舞伎みたいになるところなどでオオムコウとオヒネリが出そうになりました歌舞伎は座クラに効く

 一度意味ありげな登場をした後ラストシーンでようやく本筋に絡む轟はあまりにも良いキャラでした最初の登場はTRUMPラファエロかと思った。曲もめちゃめちゃかっこよくて、歌い方も曲調とぴったりで統威くんの天才っぷりを知るシーンでした。ただ轟だけあの後追い出されてそのままになってしまうのでどうにか轟も救ってほしいところです。千秋楽まで走り抜けて地方公演くらいではちゃんとキャスティングされた役者として轟が観たいなと思うなどしました。

 「ドン・キホーテ」のカテコでは、一真が全部本当のことを教えてくれて、もちろん決して安くはないであろうチケットを買って入ったオタクは少し不満もあるだろうと思うのですが、そんなに真っ直ぐ言われたら分かったって言ってしまうし、「必ず良い舞台にします」と言い切られてしまうと、絶対チケット増やしちゃうじゃんとなりました。グローリーズ主演の「ドン・キホーテ」通いたい……。

 それで最後にまたOPの曲で終わるのが本当に天才だなと思いました。最初の曲に戻ることで、また明日も「ドン・キホーテ」は続くだろう、そして関係性が少し変わった座組はもっと良い公演を体験させてくれるだろう、という気持ちになりました。現実から観ている目線としては、最初に登場人物の顔見せとしてあった名前を呼ぶところが、一人ひとりとても愛着が湧いているのでとても愛おしかったです。

 

 曲も良曲揃いでした!「幕を上げよう」の曲タイトルは分からないの「最高の嘘をつこう」という言葉がとても素敵だなと思いました。舞台ってどうしても立っているのはその劇場の舞台の上でしかないのに、今回だったら舞台裏になったり舞台上になったりするわけで、舞台のそういう嘘の世界が好きで通ってしまうんだよな、と再確認しました。私は劇場が、そしてそこで観られるお芝居が大好きです。

 どんな敵も恐れはしない曲もドン・キホーテがあまりにも大天才で好きです。どこまでも真っ直ぐに目の前の壁に挑む姿が本当につじちゃんにぴったりで、つじちゃんが一真として生きている姿を観ることができて良かったなと思いました。

 「諦めの悪い男」の曲もめちゃめちゃメロディーが良くて、終わったあともしばらく残っていました。ドストレートにタイトルを歌うのがとてもフォーチュンらしくて好きです。

 それから「見果てぬ夢のまた夢でも良い」、あまりにも歌詞が良くてこれまたボロ泣きしましたオタクずっと泣いてる

 

 

 今回のボイステ、本当に良くて終始泣きっぱなしだったので、円盤は当然買うんですが、曲もどれも良かったのでCDも欲しいなと思いました!内容が内容なだけに、途中で公演が中止になってしまったのはとても悔しいのですが、LINE LIVEで配信してくださったりと、少しでも観ることができたのがとても嬉しかったです!またボイメンステージの公演が観たいです!