静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

SAZEN0 2024.1.20

1/20 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・新井半兵衛:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・金子辰之助:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

 

 9月の終わりに始まった『SAZEN0』もいよいよ最終週。今週は土曜日のみの観劇のため、この日が私の千穐楽となりました。

 また、この日はトラザさんとサンジャクさんも千穐楽。だからなのか、千穐楽のような盛り上がりを見せていてとても楽しい一日でした!

 

 まずこの日、月影コンビがサンジャクさんとシロウさん。シロウさんの影丸を今まで観られずにいたため、開演直前までただただ「シロウさんの影丸が最後に観られて良かった」と思っていたのですが、弥一郎が出てきて語り始めたあたりで極上ナゴヤカブキ『SAZEN』の時と赤雲・青竜の配役が逆であることに思い至り、面白いな、と思った直後、OPの剣精が『SAZEN』のビジュアルで悲鳴が漏れました。だいたいのおたくが堪えきれていませんでした。あれは無理です。

 月影コンビの関係性としては割とスタンダードに感じたのですが、直前に『SAZEN2』のビジュアルが発表された兼ね合いもあり、シロウさんが大膳様を演じておられるのがとても良いなと思いました。『SAZEN2』のシロウさん、やっぱり大膳様の息子なのでしょうか……。

 

 師弟コンビはトラザさんとトラスケさん。トラスケさんの鉄斎もトラザさんの栄三郎も、何度か拝見していますが、コンビで拝見したのは初めてだったように思います。

 トラスケさんの鉄斎は特に優しい父であり師匠ですが、負けん気が強くやんちゃな弥一郎と真面目で少し危うい栄三郎がその鉄斎の下で稽古に励んでいるバランスがとても好きでした。弥一郎が「父上が力不足だと!?」と噛みつくのを窘める栄三郎も、本当は反論したそうな目をしているのが大好きで、きっとお互いに「ここでこの言葉を言える」ということを羨ましく感じている面があるのだろうなと思いました。

 

 この日はOPだけでなくネタシーンも千穐楽の勢いでした。

 釣りのシーンでは、栄三郎が持ってきたゆで卵で頭を殴られると人格が入れ替わってしまうという恐ろしいシステムが発動していました。昼公演では難を逃れた栄三郎でしたが、夜公演では許してくれない辰之助に頭を殴られ、何故かその場にいなかった座長の人格になってしまうのがとても面白かったです。座長のパッケージ化されたイメージが基本的に魔王なの、妙にツボです。

 祠のシーンは、昼公演は今までも観たことのあるような内容だったので耐えられたのですが、夜公演は恐怖の「祠さんが開いた」ゲームで阿鼻叫喚でした。

 サンキューさん演じる辰之助曰く、「動いたら……死にます」とのこと。速攻でタッチをして祠を開けようとした栄三郎は凄まじい敏捷な動きで距離を詰めたものの、鬼である辰之助に「動きました?」と詰められ、堪えきれず敗北。呪いのような形で死ぬのかと思いきや、辰之助が物理的に首を絞めていたため衝撃でした。兄弟子に手を合わせてから四つん這いで辰之助に近付いた弥一郎もあえなく命を落としてしまい、「黙ってられるか!」と涙声でいう鉄斎がとても良かったです。そこから何故か辰之助の心を開く鉄斎で笑いすぎて息ができなくなりました。死した栄三郎と弥一郎が「え~い」という適当なパワーで復活するのも面白かったです。

 トラザさんの栄三郎はとても真面目なので、笑顔と言っても微笑み程度しかしていない印象なのですが、この日は辰之助や鉄斎に巻き込まれてたくさん笑顔が見られて嬉しかったです。

 

 最後にサンエーさんの半兵衛。先日サンエーさんの月丸を拝見した際にピアスをしていらっしゃったのを見て、バリエーションが増えたらいいなあと思っていたのですが、なんとこの日は月丸とは違うピアスを付けてらして、ピアス観測芸人の血が騒ぎました。

 サンエーさんの半兵衛は最初の方に何度か拝見して、キャラクター性が定まっていくところを見ていたものの、ここのところ拝見できていなかったので、最後にしっかり観られて良かったです。サンエーさんの協力なバネが要所要所で活きている役どころだったため、見ていてとても楽しかったです!

 

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 初日から千穐楽までほぼ毎日通っていた「YAJIKITA」と違い、ぐっと回数が減ってしまった今作でしたが、トラザさん合流の11月からコンスタントに通うことができて良かったです。

 次は『SAZEN2』。一体何がどうなってしまうのかは分かりませんが、お芝居や殺陣が素敵であることを願って2月まで待ちます!

 皆様本当にお疲れ様でした!

SAZEN0 2024.1.12-2024.1.14

1/12 『SAZEN0』夜公演@ナゴヤ

1/13 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

1/14 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 

1/12

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・喜多八/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

 待ちに待ったトラザさんのSFNご出演回。以前SFN回を拝見した際は練り歩きの太鼓係が+1ゲストだったため、この日もトラザさんが太鼓を叩いて出てこられるのかな、とふんわり思っていたら、なんと最初に太鼓を持って出てこられたのはシロウさん。「あれ? じゃあトラザさんは……?」と思っていたら、なんと喜多さんでご登場。衝撃のあまり悲鳴と涙が出ました。この日の喜多さん、昨年1月からやっていた三再演版『YAJIKITA』の喜多さんではなくて、再演『YAJIKITA2』の時に拝見した座長との弥次喜多コンビの喜多さんの雰囲気があって、とても嬉しかったです。剣豪の役をやることになって役作りのために小野塚道場にやってきたものの、「全員倒せばいい!」という発想で道場破りをするのも昔の喜多さんらしさに溢れていて懐かしくなりました。弥一郎がシロウさんだったからか、ふと『YAJIKITA2』のちょい見せで板を3枚に割った喜多さんと重なったのも好きでした。

 

 釣りの場面でも、喜多さんは剣豪の役作りのため栄三郎を追いかけてきたという設定。釣りの餌は喜多さんが拾ってきたガチャガチャから入手する形で、なんと美濃の山に落ちていた後藤さんという方のお財布から100円玉を使うという荒業! なぜか辰之助が自分の財布だと主張していたのも面白かったです。この餌は喜多八みくじになっていて、幕間には普段のガチャと一緒に並んで回せるように! 思いのほか数を用意してくださっていたおかげで全員に行きわたっていて、とても良かったです。どうやら200個用意してくださったらしく、ひとつひとつに手書きで今年の漢字を書いてくださっていてありがたかったです!

 あとここ、喜多さんの口上が拝見できたのも嬉しかったです! あの口上、何度拝見してもしたりないほど好きなので、また拝見できると思わず、おひねりが大量に消えました。

 

 祠を開けるシーンでは、この日は辰之助が突然皆で踊ると宣言。レクチャーも何もなくていいのか……!? と客席も動揺する中かかったのは「YAJIKITA」シリーズのテーマ曲! 『YAJIKITA3』のダンスに喜多さんも乱入して面白かったし、おたくも久々に踊れて楽しかったです!

 この日喜多さん自身は『YAJIKITA2』の時のゴーレム喜多さんの系譜だったなと思いますが、『YAJIKITA』の口上や『YAJIKITA3』のダンスが拝見できて「YAJIKITA」シリーズてんこ盛りだったのがとても嬉しかったです!

 

 喜多さんから一転、二幕のトラザさんは大膳様に。大膳様は影丸の日の襖越しでも結構怖いのですが、この日の大膳様は半兵衛を殴る蹴るで、いつにも増して恐ろしいお方でした。極めつけに半兵衛の頬に刃を当てて傷をつけるところまでなさっていて、それがあるからこそその後の半兵衛の「もう後がねえんだよ!」という台詞がより一層真実味を帯びていたのが好きでした。多少無茶でも、赤雲丸・青竜丸を持ち帰る以外に生きる道が存在しない半兵衛はとても儚い存在だなと思います。

 

 この日は喜多さんと大膳様の処理に精一杯で、ほとんど他のところの記憶を持ち帰ることができなかったのですが、トラザさんが演じる喜多さんと大膳様を拝見できただけでも来た甲斐があったなと思いました。

 最近SFNの動画はメンバーシップに上がってないけど、この回は上がったらいいなあ……。

 

1/13

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・弥一郎:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・新井半兵衛:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・金子辰之助名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 この日は久々にトラスケさんとシロウさんの親子が観られました! 以前にもブログに書いたような記憶がありますが、トラスケさんの鉄斎は優しさが常に滲み出していて好きです。

 この日は釣りのシーンで辰之助と一緒になって「山をなめるな!」「自然をなめるな!」と叫んでいて、面白さもマシマシな鉄斎で大笑いしました。鉄斎の池ギャグ、大好きです。

 

 月影コンビはダエさんとトラザさん。トラザさんの影丸はこの週末観られなかったら12月中旬が最後になってしまうところだったため、ここで観られて本当に良かったです!

 トラザさんの演じる影丸は、戦うことが大好きで仕方がないという印象が強く、だからこそ強さを求めているタイプなのかなと思っているのですが、その影丸青竜丸を手にすると相手を見ずとも切り伏せることができるのが拝見していて凄いなと思います。

 あと私はトラザさんの影丸が首を斬られて死ぬところが大好き。影丸は今まで月丸と互いに高め合って来たがために他の人間を下に見ているような面があると思うのですが、あの瞬間、まさか半兵衛程度に殺されるなんて、という傲慢さが垣間見えるような気がします。

 本当はトラスケさんとの虎虎月影コンビも生で観たかった……! 運良く配信に残っているため、こちらはゆっくり観ます。

 

 この日、何か書き残しておきたいことがあったような気がするのに忘れてしまって悔しい……! 思い出したらSNSに残しておきます。

 

1/14

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・金子辰之助:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

 

 この週ラストとなったこの日。ここのところほぼ週に1日のみの観劇が続いていたため、怒涛の3日の締めくくりという感覚でした。

 

 この日はジューローさんとトラザさんの師弟コンビ。この師弟コンビ、距離感が近くて天然ボケな栄三郎に鉄斎が振り回されているのが面白くて好きです。

 トラザさんの栄三郎は真面目すぎるがあまり少しズレたところがあると感じていて、それが釣りのシーンで垣間見えるのがとても好きです。この日トラザさんの栄三郎がとても早足なのが好きだというお話をしたら、「栄三郎は真面目すぎるからカーブができない」と言われて大笑いしました(ちゃんと「真面目でもカーブはできると思うけど」と補足されてました)。栄三郎、真面目すぎるから小野塚道場の中でも寒いと思ったらマフラーなのかな……(?)

 この日祠のシーンはシロウさんによる手を繋いで右手を挙げる儀式で、鉄斎の右手を挙げさせまいと抑え込む栄三郎が「筋肉バカ!」と言われていて、これも栄三郎の真面目さがズレて現れているなと思いました。

 

 という話は置いておいて、この日栄三郎が魔剣に操られているところの動きが大好きでした。前日影丸のトラザさんを拝見していたので、この日はより解像度が高い状態で観られて、トラザさんの影丸も栄三郎も、青竜丸の怨念によって動く時は相手を見ないという共通点があって、トラザさんの中で青竜の動きが一つ確立しているのだろうなと改めて思いました。

 人間は本来力を100%使えないように脳がコントロールしているといいますが、赤雲丸・青竜丸に操られている時の栄三郎はリミッターを振り切った動きをしているように見えて、それを演じているトラザさんの身体能力にも改めて脱帽しました。

 

 そしてこの日の半兵衛はダエさん! 実はタイミングが合わずずっと拝見できずにいたのですが、この終わりかけのタイミングで奇跡的に拝見できました。

 ダエさんの半兵衛といえば、の都道府県紹介ネタは、配信を観た際は北海道が入っていたのですが、この日は三つ目が高知になっており、「構え方なんてない!」と仰っていて大笑いしました。

 確か半兵衛が影丸を切ったところで「お疲れマン!」と叫んでいて、「お疲れマン……!?」とざわざわしていたのも面白かったです。

 

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 のんびり感想を書いているうちにどんどん記憶が零れ落ちていってしまうのですが、なんやかんやで私の『SAZEN0』もあと1日! 最後の1公演まで全力で楽しもうと思います!

SAZEN0 2024.1.5-2024.1.6

1/5 ナゴヤ座ご贔屓会初詣

1/6 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

1/5

 年末の運動会から2週間あまり。初詣のご案内をいただき行ってきました!

 初詣は初参加だったのですが、座員の皆様の晴れ姿を拝見できてハッピーでした。今年も一年たくさん応援する所存です!

 

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1/6

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・弥一郎:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・道場破り/月丸:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助名古屋山三郎さん(以下「座長」)

 

 新年最初の公演日は、トラザさんが新役の鉄斎でした! 前日ナゴヤ座公式の公式から発表された新規ビジュアルでネタバレがあり、いつ観られるかな? とわくわくしていたら、早速拝見できて嬉しかったです。

 トラザさんの鉄斎は、ふざけた雰囲気をわざと作っている印象があり、その奥に長い年月修行を積んできた故の強さや張りつめている部分を感じられて面白いなと思いました。その強さと親しみやすさのバランスがちょうど良くて、トラザさんらしい鉄斎で好きでした。鉄斎は時に弥一郎に手を出すこともありますが、エンディングの「夕餉の支度を早めるように~」のくだりでは温かい笑顔を見せるのも、この鉄斎が人を引き付ける所以なのだろうなと思いました。

 この日の鉄斎は、気迫のみで相手を圧倒するほどの力量であるということが要所要所で提示されていたのも良かったです。元々月丸・影丸を追い返す場面では刀を抜かずに追い返していましたが、辰之助との手合わせの立ち姿も変わっていて、より一層手練れの印象になっていて好きでした。

 

 この日の弥一郎はサンスケさんで、他の弥一郎に比べ幼さが目立つキャラクター性だからこそ、鉄斎に強く憧れを抱いている様子が見てとれたのも良かったです! きっと普段の稽古でも鉄斎の強さに憧れて、早く追いつきたくて仕方がないのだろうなと思いました。

 この日祠のシーンでうっかり鉄斎が弥一郎を栄三郎と呼んでしまったのですが、その際に「栄三郎じゃねえし!」と拗ねていて可愛かったです。この日小野塚道場組がサンスケさん、トラザさん、ジューローさんで、栄三郎含有率が100%だったのもあって余計に面白く感じました。

 

 座長の辰之助もようやく拝見できました! 座長の辰之助、栄三郎と引き分ける技量というのも分かりやすく座長の上手さを再確認したのですが、それよりも釣りのシーンでの「山を舐めるなァ!!」の叫びが面白すぎて記憶がそちらに吸い取られています。もう一日くらいは拝見できたらいいなあ……!

 

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 『SAZEN0』は今月21日で千穐楽。観劇できる公演も残り僅かとなってきましたが、最後まで見届ける所存です!

OGRE FLAME 2023.12.28

12/28 忍者隠密隊B.C.A ワンマンライブ 忍秘譚『鬼火-OGRE FLAME-1』@HOLIDAY NEXT NAGOYA

 

 現場にひたすら通い続けた2023年の現場納めとなったのが、B.C.Aのワンマンライブ! 今回も楽しくて最高の現場納めとなりました!

 

 1曲目が始まる前にステージ上に現れたHANZO様が「ライトをピンクにして!」というフリップを掲げてらっしゃって、これは「花歌」だ! とワクワクしました。初っ端の「花歌」ってあまりない印象があって、ここから始まるB.C.Aのワンマンライブが年末にして新章を迎えているのが大好きでした!

 2曲目は「勝歌」。ここで忍者の格好良さを見せつけた流れでMCから体術訓練に入るのが、とても武闘派で良かったです。また、今までHOLIDAY NEXTでの体術訓練といえば基本的にステージ上のみで、フロアではTANBA様の吹き矢くらいしかなかったのですが、今回はHANZO様のアクロバットもフロアでやってらっしゃって、更に距離感の近い演武なのが良かったです!

 

 TANBA様とHANZO様がフロア中央に残ったまま始まった3曲目は「守って守って守り抜く」。この曲、フロア中央を始点にしたからか、いつもよりも自由に動き回ってらっしゃって面白かったです。特にHANZO様が下手にいらしたと思った次の瞬間に一陣の風と共に上手に移動してらっしゃって、忍者の脚力に驚愕しました。

 また、この曲の間ステージ上に取り残された楽器隊のお三方が3人で合わせてらっしゃるのがとても可愛かったです。

 

 4曲目は「恋の矢文は正々堂々」。この曲の前振りでTANBA様が500年前の不貞の結果できた式部塚のお話をしてくださって、史実のお話をご本人から聞くことが大好きなおたくはとても嬉しかったです。あのお話、あと100回くらい伺いたいです。

 5曲目は「Present Day」。よくタオルを持参し忘れて拳とペンライトで戦うおたくになりがちですが、今回はしっかり持ってきていて回すことができました!

 

 「Present Day」を終えて、ここからはソロパート! トップバッターはHANZO様で「暗獣」でした!「暗獣」ももう何度か拝見していますが、何度拝見してもHANZO様の動きが理解できなくて面白いなと思います。

 続いてSEKIさんの「満月の夜」! この曲は先月の山口晃司さんのコンサートでも赤いペンライトを振りながら拝見していたため、あの『彩紅』の景色も思い出しながら拝見ができたのも良い体験でした。

 そしてきっと世界初だったのが、YUKI法師さんによる「わんこそば~Guitar soro~」。HANZO様と忍務でいらっしゃっていた皐様がどんどんお代わりをお椀に移していく様子が面白すぎて笑いました。ちゃんとギターソロは格好良くて、一粒で二度美味しいのが良かったです!

 そしてYUKI法師さんのアコギに載せてTANBA様が歌ってくださったのが、「ハネノカタチノキズ」。前回のワンマンに続き二度目だったのですが、耳馴染みの良いメロディで流れ始めた瞬間ああそうだ、とすんなり思い出せる曲でした! この曲、絶対歌詞が大切なので歌詞が……! 見たいです……!!

 

 MCを挟んで始まったのが、「EVIL SING」。この曲は毎回TANBA様の表現力に目を奪われてしまうのですが、今回もしっかり奪われました。この曲の解釈ももっと深めたいな……。

 そして「EVIL SING」の重たい空気を一層したのが、前回のワンマンライブでお披露目となった「謳歌」! この曲もまだ二度目ですが、バサラが参加できるところが分かりやすくて好きです。

 「謳歌」で盛り上がった空気をそのままに、ラスト2曲は「お前の愛を主にするなら」と、B.C.Aのテーマ曲、「Black Clad Assasin」! 「お前の愛を主にするなら」は何となく久々な印象があったのですが、しっかり頭も振って拳も掲げて楽しめました!

 「Black Clad Assasin」で本編を締めくくるのも、1年の終わりにぴったりな気がして大好きでした! やっぱりB.C.Aの曲の中でも最も聞いてきた曲なので、ここで聴くことができて嬉しかったです!

 

 アンコールを挟んで出て来られたTANBA様に時を進められたバサラたちは、TANBA様と共に年越しのカウントダウンをして、ラストの1曲、「START」へ! ライブの最後の1曲が「START」というのも今まであまりなかったような気がして、ライブ納めであると同時に新しい忍者隠密隊B.C.Aのライブの形を拝見できて良かったです!

 

 

 今回はサポートドラムとして新たにぐんさんも加わって、今まで何度も拝見してきた曲たちも新しい表情を見せてくださるのがとても楽しかったです! 今後もまたドラムとしてぐんさんが参加してくださったらとても嬉しいです……!

 

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 年末に怒涛の現場ラッシュがあり、まさか年明け30分前までブログを書く羽目になるとはちっとも思っていなかったのですが、今年は無銭含めて通算288の現場がありました! 2024年はもう少し現場が減ることになりますが、変わらず自分の全力で推しを推し続ける一年にします!

 今年もたくさんの幸せをありがとうございました!

BEST おぶ ベスト 2023.12.15

12/25 麗麗-reirei-15周年記念ベストアルバムお届けワンマンTOUR2023「BEST おぶ ベスト-ツアーファイナル名古屋編-」@Electric Lady Land

 

 今年も行ってきました、麗麗さんの年末ワンマン!

 

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 今回は最後列でのんびりと楽しむつもりで入っていたのですが、1曲目から「CLIMACX CITY NAGOYA」でテンションがぶち上がってしまい、全力のおたくでした。そのテンションのまま「名古屋に殺される」へ。この曲、「名古屋に殺される」というコーレス練習で始まるのが、歌詞の物騒さと練習タイムという可愛さのギャップが毎回好きです。

 自己紹介とMCを挟んで3曲目は「ラブレイド」。ツアー中紅愛さんの喉の調子が悪い間に「Iラブ遊」というジャンプが生まれ、今回から正式採用とのことで、おたくも頑張ってジャンプしました! 次回拝見する際もしっかりジャンプしたい所存です。

 そのまま4曲目は「名古屋風お好み焼きDEATH」、5曲目は「氷上のブレイバー」。この2曲、久々に聞いたような、「氷上のブレイバー」に関しては生では初めてのような気がして、新鮮にとても楽しかったです!

 再びMCを挟んで、6曲目は「G・A・P」! 今回もやはりタオルを持っておらず拳を回しましたが、それでもやはり楽しいのが、元気あいちプロジェクトの名に相応しい曲だなと感じて好きです。

 7曲目は前回の「名古屋エンタメの日」で拝見したばかりの「喫茶ロックンロール」。この曲のリズム感と一体感が大好きで、アチアチの1曲というよりはじわじわ好きが重なっていく良い曲だなと思っています。今回アルバムもしっかり手に入れたのでいつでも聴けるのがとても嬉しいです!

 「喫茶ロックンロール」からぐっと落ち着いて、いわゆるところの「聞かせるセクション」に。来たぞ! と「メトロ」で身構えた通り、9曲目に来たのは『SAZEN』『SAZEN0』でたくさん聴いてきた「化物」! 「化物」はたくさん聴いているので『SAZEN0』が終わってナゴヤ座を後にする時にインストver.の音源でボーカルが聞こえてくるレベルなのですが、やっぱり本家を聞くと感覚が違って新しい味わいがありました。

 「化物」明けの重苦しい空気を払拭すべく始まったのが、名古屋弁講座。このコーナーは毎回やってらっしゃったとのことで、毎回諱さんが意識を失って乗っ取られているそう。今回はパンダの被り物をして小脇に食パンを一斤抱えてのご登場で大笑いしました。

 名古屋弁講座を挟んで「えらいもんで」「キットカット(略)」の激しい曲選が続いてラストは「開運GOLDRUSH」! 「えらいもんで」は麗麗さんの曲の中でも特に激しい印象があって、そこから「キットカット(略)」、「開運GOLDRUSH」とどんどん他界隈のおたくでも馴染みやすい曲になって締めくくるのが好きだなと思いました。

 

 麗麗さんのアンコールといえば「本日の二択」。今回は「朝食に食べるとしたらパンか? ご飯か?」という二択で、ご飯派は「ハンコール!」、パン派は「パン!」と叫ぶことに。私は朝ご飯をコメダのモーニングに頼りがちなので「パン!」と叫びました。

 

 アンコール1曲目は「タマシイデイズ」。何度も聴いているうちにどんどん染み渡っていくタイプの曲で良いなあと思います。

 そして締めくくりは「N・G・Y」、「DERA☆GROOVE」の2曲! どちらもとても楽しさいっぱいで盛り上がれる曲で、今年の麗麗さんの見納めとして最高のエンディングでした!

 

 今回のセットリストがどの曲も大好きで、最高のライブだったなあとつくづく思ったのですが、よくよく考えたら忍者隠密隊B.C.Aと共に拝見するようになってからずっと楽曲を聴いていて一つひとつが大好きな曲になっていただけだ! と気が付いて驚きました。

 来年は夏ぶりに『乱舞絶刀』もあり、まだまだ楽しみがいっぱいです!

〆の会大運動会 2023.12.24

12/24 「チーム山助 作戦会議」@ナゴヤ

12/24 「〆の会2023-クリスマス大運動会-」@なごのキャンパス体育館

 

 

 昨年突如行われたナゴヤ座の大運動会。今年はないのかな、と思っていたら、なんと〆の会で帰ってきました! そんなの行くに決まってる。だって「大運動会」という企画が大好きなおたくだから。

 大運動会といえば応援グッズということで、今回は友人に文字パネルの作成も依頼しました。これがまた最強に可愛くて、大感謝でした。

 

 

チーム山助 作戦会議

 朝から文字パネルを受け取ってガチャを回し、ひとまず作戦会議に参戦! 直前のナゴヤザコバナシでも話題に上がっていましたが、運動会特別版の名乗り口上が面白すぎて、この時点で大笑いしました。 お気に入りはサンジャクさん(名古屋参雀久さん)の「KIMYOのみんな ごめんなさい」とダエさん(名古屋参駄右衛門さん)の「貸してやらない だって今日は敵だから」とシロウさん(名古屋参史郎さん)の「もっこすもっこす フルもっこす」です。後述しますが、バスケが好きなおたくはトラザさん(名古屋虎三郎さん)がここでシュートする素振りをしておられてめちゃくちゃ沸きました。

 

 前説から全員登場でわちゃわちゃしていたチーム山助ですが、作戦会議中もずっとわちゃわちゃしていて大笑いしました。もはや笑いすぎて何に笑ったのか思い出せません……。

 

 作戦会議の様子はYoutubeでも配信されてた通りですが、しっぽとりの作戦A、K、Cがだんだん混乱してくるのが好きでした。あとサンジャクさんが「サークルのSで作戦S!」と言い出して、皆に「……Cじゃない?」と突っ込まれていたのが面白かったです。

 

 この日はお客さんが多かったこともあり、普段マチソワ間を潰しているお店もどこも満席! 円頓寺本町商店街インドカレーをいただいてからなごのキャンパスに移動して、いよいよ大運動会開幕となりました。

 

「体育の授業を思い出せ! ただのポートボール」

 サンエーさん(名古屋参永已さん)とジューローさん(名古屋参十郎さん)の前説から始まり、選手宣誓、ラジオ体操を終えて、1種目めはポートボール! バスケが好きなおたく、初っ端からクライマックスです。

 今回後ろのバスケのゴールにシュートすると5点という特別ルールがあり、1回戦の序盤に綺麗にシュートを決めていたサンジャクさんがとても格好良かったです。

 ここ、ボールを持って動く時のトラザさんの姿勢が最高で、「ありがとう」のうちわを作るべきだったのでは!? とあほなことも思いました。

 バスケ経験者が多かったこともあり、チーム山助が一歩リードで、これまた嬉しかったです。

 今回運動会に初参戦となるトラスケさん(名古屋虎之助さん)の動きが好きで、ライバルチームながらちょくちょく見てしまったのは内緒です。

 あと終わったあとにサンキューさん(名古屋参九郎さん)に執拗に目潰しをされていたダエさんが抗議の声を上げていたのが面白かったです。

 

「あいつのケツを追っかけろ! しっぽとり」

 続いての競技はしっぽとり。開幕と同時に、チーム山三がチーム山助でいうところの作戦Cを繰り出し、チーム山助の作戦会議しか観ていないおたくは衝撃のあまり「あっ」と声が漏れました。

 この競技、後半で参戦する大ちゃんさん加藤大輔さん)と水谷さん(水谷健さんによる邪魔がなかなか厄介で、『YAJIKITA3』の前半で使用していた狼の尻尾を用いたあざとい作戦(作戦A)を展開していたトラザさんもさくっと取られてしまったのが惜しかったです。

 この勝負は引き分けに終わり、疲れ切った皆様が「じゃあここで20分の休憩を……」と言い出して面白かったです。確か去年は2種目めの後に休憩が入った記憶がありますが、今年は3種目めの後に入るらしく、まだ! と訂正されていたのもじわじわきました。

 

「どんな困難も乗り越えろ! 障害物クイズ」

 この競技はクイズと障害物競争が合体した魔物のような競技。道中の障害物としては、ぐるぐるバット、テーブルクロス引き、じゃんけん、フリースローが用意されており、クイズの答えが分かってもフリースローを決めるまで回答権が得られないというところが難しいなと思いました。

 1戦めはジューローさん対シロウさん。「樋口一葉の前の五千円札の肖像画は誰?」という問題で、ジューローさんが「分かる!」と元気よく宣言されていたのが流石だなと思いました。シロウさんが「物心ついた時から樋口一葉だった!」と主張しておられて、同じく物心ついた時から樋口一葉だったおたくはそれはそう! と頷きました。

 3戦めまでをチーム山三がストレートで制し、チーム山三の勝利が確定したところで、チーム山助から「トラザさんが3Pラインから決めたら2点欲しい」という申し出が。座長名古屋山三郎さん)が「90度の角度からならいい」と仰って、トラザさんが崩れ落ちていたのが面白かったです。

 4戦めは虎屋対決で、文章計算問題というシンプルな難関。どちらが先にシュートを決めるか? というところでトラザさんが見事90度のラインで3Pシュートを決めて正解! これが余りにも格好良くて、5戦めの座長とサンスケさん(名古屋山之助さん)のリーダー対決の記憶が失われています……。

 

白亜紀を体感せよ! がちんこ! 恐竜大レース」

 ハーフタイムショーを挟んで最終競技は恐竜大レース! 恐竜大レースとは何ぞやと思っていたら、着ぐるみが出てきて大笑いしました。

 ここまでの勝敗が1勝1敗1分で、本当に勝敗が決まる大一番で手に汗握るレースとなりました! 昨年は応援していたチームがぼろぼろに負けた苦い記憶があったリレーですが、今回はまず絵面が酷くて笑いでいっぱい!

 リレー自体も抜かし抜かされのデッドヒートでしたが、先にゴールしたのはチーム山助! と、同時に総合優勝も決定し、昨年敗北を味わったおたくも大歓喜でした!

 

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 最後に毎年お馴染みのプレゼントコーナーを挟んで、運動会は閉会。名古屋なも締めの最後に座長が「まず本年は、これぎり~!」と仰っていて、本当に2023年のナゴヤ座が終わるんだ……! とつくづく思いました。

 今年は『YAJIKITA』、『YAJIKITA2』から始まり、『YAJIKITA3』『SAZEN』『SAZEN0』と、ナゴヤ座でも数多くの作品が観られた年。今年も1年間ありがとうございました~!

SAZEN0 2023.12.23

12/23 『SAZEN0』昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

~配役~

・小野塚鉄斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

・諏訪栄三郎:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

・弥一郎:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

・道場破り/月丸:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

影丸/相馬大膳亮:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

・新井半兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

・金子辰之助:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)

 

 月初以来拝見できていなかった(それはそう)トラザさんの栄三郎が久々に拝見できました! お衣装が新しくなってからは初めてで、ようやく拝見できて嬉しかったです。

 この日の栄三郎、単純に久々に観たからということもあると思うのですが、魔剣にイニシアチブを取られているときの動きが回を重ねるごとに鋭敏で速くなっているような気がして、とても好きでした。ここ、栄三郎の肉体がただのおまけで、刀の意志が先行しているのが何度拝見しても好きです。

 旅の道中、襟巻をしている栄三郎が可愛いなと思っていたら、弥一郎の怪我を手当てすべくさっと外したのを見て目を見張りました。手拭いよりもすぐに出せるとはいえ、身に着けるものを差し出すことができる栄三郎はやはり少し危うさがあるのかなと思いました……!

 余談ですが、祠の奥に入るときに少し躊躇したように見えて、師の言いつけが頭を過ったのかな? と感じて好きでした。

 

 また、この日は弥一郎がサンジャクさん。サンジャクさんの弥一郎も初めて拝見したのですが、この弥一郎と栄三郎の組み合わせが面白かったのが、二幕冒頭の辻斬りを繰り返す兄弟へ憤るシーンでした。ここ、弥一郎も栄三郎も感情がたっぷり乗っていて、お互いに良いボールを投げあっているんだろうなと感じました。

 

 サンジャクさんの弥一郎は、サンジャクさんの本領発揮という感があってとても良かったです! 弥一郎の悔しさ、やるせなさといったものがひしひしと伝わってくるお芝居で、もっと観たいなあ、と思いました。もう1月のマイ千穐楽までチャンスはありません。わーん。

 

 ジューローさんの鉄斎もようやく拝見できました。かなりお年を召した印象の鉄斎で、力いっぱいの弥一郎・栄三郎に振り回されていたのが面白かったです。

 

 座長とサンスケさんの月影コンビも久々でした! というか、座長が外部にご出演なさっていたのと私の現地観劇のスケジュールが合わず、座長を拝見したのも久々でした。月下真一文字を食らうところ、シュール系ボケの月丸と冷静ツッコミの影丸でとても面白かったです。

 

 あとこの日わくわくしたのが半兵衛対栄三郎・弥一郎のシーン。多分トラスケさんの回し蹴りがとても好きだということと、お三方の動きが嚙み合っていたように感じて、観ていてご機嫌になりました。

 

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 今年の観劇はこの日が最後。ここでこの配役を観ることができて良かったです!