静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

GOEMON 2026.7.8-2026.7.12

7/8 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座

7/10 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座

7/11 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座

7/12 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座

 

 

 

 

7/8

~配役~

石川五右衛門:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

戸沢白雲斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

猿飛佐助:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

恵比寿屋:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

霧隠才蔵:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

筧十兵衛:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

 この日はお衣装が夏仕様にチェンジ! 全体的に色味はそのままバージョンアップしていて新鮮でした。

 五右衛門はトラザさん。赤と金を基調とした五右衛門の新衣装があまりにもお似合いで、この衣装はトラザさんに合わせて作られたのか? と思ってしまうほど格好良かったです。金髪なのがまたよく生えていたのですが、もうすぐトラザさんの金髪も終わってしまうのでしょうか……。『GOEMON』の間ずっと金髪でいていただけないものでしょうか……。

 この日好きだったのは一幕の十兵衛とのやり取りです。一幕で五右衛門と十兵衛が戦う場面は二回ありますが、特に二回目の時に刀を抜く十兵衛と対峙すると五右衛門が構えることなく目で煽る姿に五右衛門の実力が見えてとても良かった……! ここ、ダエモンさんの十兵衛はしっかりと煽られてくれるので、五右衛門と十兵衛の余裕の有無が対比的に見えて好きです。

 

 秀吉はトラスケさん。この日才蔵が「霧隠村」と言った時に「霧隠村?」と反応していたのを見て、この秀吉は霧隠村に十兵衛らを派遣したという認識があったのではないかと感じました。十兵衛自身も、直接秀吉に会ったことはなくとも、これまで武功を挙げてきた中でどこかで太閤としての姿くらいは見たことはあるのではないでしょうか。ただの老人に変装していたためすぐに分からなかっただけで見覚えがあってもおかしくないと思えて好きでした。

 またこの日の秀吉は前回同様白雲斎に盛者必衰を説く際に目を合わせていましたが、最後に白雲斎が出てきた時には被っていた帽子を取って頭を下げており、五右衛門らと共に過ごす中で太閤という立場から白雲斎と対等の立場に下りたのだろうなと感じました。

 

 恵比寿屋はサンエーさん。五右衛門と本当に良いコンビで、ずっと漫才をしているような空気感があったのが好きでした。また、ラストでは恵比寿屋と才蔵が五右衛門の両脇をすっと固めるように立って、これまで二人だった盗み屋が才蔵という新たなメンバーを自然に迎え入れて三人で更に活躍していく未来が見えてとても良かったです。

 

 白雲斎はジューローさん、佐助は座長の組み合わせ。この日は白雲斎が佐助に「それまでは死ぬことは許さん」というところで白雲斎と佐助が二人揃って泣いていたのがとても印象的で良かったです。

 

 才蔵はサンジャクさん、十兵衛はダエモンさん。この日白雲斎がジューローさんだったため、二幕の絡繰を突破する方法が呪文を言うことだったのですが、二人が恥ずかしさを堪えながら全力で中二病感満載の呪文を唱えていて大笑いしまいした。

 この二人、EDの別れ際の場面で背を向け合っていたのですが、それぞれに振り返っていて、目こそ合わなくとも通じ合っていることが分かってとても良かったです。

 

 

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7/10

~配役~

石川五右衛門:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

戸沢白雲斎:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

猿飛佐助:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

恵比寿屋:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

霧隠才蔵:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)

筧十兵衛:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 この日の白雲斎はサンエーさん、佐助は座長。この日の二幕の朝鮮出兵で、脇腹を刺された白雲斎があまりにも瀕死の様相で、必死で縋り付く佐助を残していくことになってでも怨の術を使って怨みを晴らしたかったのだなと感じました。佐助も朝鮮出兵からとても泣いていて甲賀衆の感情が一つになっているのが見えて好きでした。

 

 この日の才蔵はサンジャクさん、十兵衛はトラザさん。一幕の終わり、才蔵も十兵衛もそれぞれに事態を把握しきれていないのが似た者同士という印象があって面白かったです。最も蚊帳の外に置かれていた十兵衛はもちろんのことなのですが、才蔵は才蔵で仇だと信じていた十兵衛が仇ではないことが分かったばかりで思考の整理が追いついていないのですよね。「何がなんだかわからなくなってきた」と言う才蔵は苛立ちをあらわにしていて新鮮でした。

 またこの日、休憩前のアナウンスが当たった才蔵が十兵衛を捕まえようとして逃げられていたのですが、この時「まだ謝ってないのに」と言っていて、十兵衛に対してちゃんと謝ろうという意思を持った才蔵なのだと分かって嬉しかったです。一方逃げた十兵衛も花道の奥から複雑そうな顔で見ており、この二人って本当に素直じゃないな……と改めて思いました。

 サンジャクさんの才蔵は才蔵の中でも恐らく特に真面目な部類で、二幕で伏見城に潜入する際に五右衛門一行が散り散りになるとその苦労性な面が見えて面白かったです。

 

 十兵衛はこの日黒髪になって登場したトラザさん。黒髪になったことで少し大人びて見えて新鮮でした。金髪が失われてしまったのは寂しいのですが、その分新たな表現が観られて面白かった……! 他の役を観るのも楽しみです。

 

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7/11

~配役~

石川五右衛門:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)

真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

戸沢白雲斎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

猿飛佐助:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

恵比寿屋:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

霧隠才蔵:名古屋参永已さん(以下「サンえーさん」)

筧十兵衛:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

 この日の五右衛門はジューローさん、恵比寿屋はサンスケさん。ジューローさんはこの後外部公演に行ってしまわれるため、ここで五右衛門が観られて良かったです。また、サンスケさんの恵比寿屋はとことん大阪人で、太閤秀吉が食べたと言う代わりにキダ・タローの名を挙げていました。まさかナゴヤ座で浪速のモーツァルトの名を聞くことがあるとは……。

 

 白雲斎は座長、佐助はトラザさん。

 座長の白雲斎は基本的に厳格なのですが、佐助に対してはどうしても感情が出てしまうのが好きです。この日は「死ぬことは許さん」と言われた佐助が頷いたのを見てほっとしたような、涙を堪えるような顔で去っていき、そのやり取りが本当に良かったです。

 佐助はこの日冒頭のシーンでは暗くて見えていなかったのですが、OPが始まると耳に黒のイヤカフが付いているのが見えて衝撃を受けました。あまりにもビジュアルが天才で……。本当にありがとうございます。

 今週から衣装が新しいものに変わりましたが、トラザさんの佐助は胸当てと籠手が旧衣装のまま。……と思っていたら、朝鮮出兵の際の衣装がすべて新衣装になっていた上、面も外して出て来られて危うく悲鳴が漏れるところでした。新衣装って胸当てや籠手に柄が入っていて若々しさと鮮やかさがあると思います。朝鮮出兵の際はまだ若く色のあった佐助は白雲斎を失ってからずっと喪に服していたのだなとここで見えたように感じました。

 それもあってか、この日は怨みを叫ばずにいられない佐助という印象だったのですが、五右衛門が最後の立ち回りの際にわざと煽ってくれているため、佐助がすべての感情を発散させてもらえていたように見えました。また、白雲斎は白雲斎で佐助に対し涙を堪えたような顔を向けていましたが、佐助は佐助で白雲斎が「それまでは」と言った瞬間はっとして白雲斎の言いたいことが分かったように見えて好きでした。名前を呼ばれて顔をあげた時に目が潤んでいたのもとても良かった……!

 

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7/12

~配役~

石川五右衛門:名古屋山三郎さん(以下「座長」)

真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

戸沢白雲斎:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)

猿飛佐助:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさn」)

恵比寿屋:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

霧隠才蔵:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

筧十兵衛:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

 五右衛門は座長、恵比寿屋はサンエーさん。五右衛門は実際に強いのですが、その強さから周りに尊敬や畏怖という形で距離を取られやすいように見えます。しかし、サンエーさんの恵比寿屋は唯一その距離を壊して対等に振舞っているように感じられて、だからこの二人はコンビであり続けられるのだろうなと納得しました。

 

 白雲斎はダエモンさん、佐助は前日に引き続きトラザさん。この日の昼公演は、恐らく怨の術を使う直前に懐から巻物が落ちてしまったのですが、それが絶望が形を持ったように見えてとても良かったです。

 この日の佐助のうのうと生き延びている伊賀者に対する怒りや憎しみが強くあったように見えました。白雲斎の怨みは秀吉や自分を含む愚かな者に向けられていますが、佐助の怨みは目の前にいる五右衛門に向いているようで興味深かったです。

 またこの日、秀吉が佐助に対して頭を下げると「そんな言葉が欲しいんじゃない」と言うように怒って地面を殴っていて、白雲斎が目の前で怨の術を使って雷に打たれて死んだところを目の当たりにしている佐助としてはもう遅いという気持ちでいっぱいだろうなと思いました。

 

 才蔵はサンスケさん、十兵衛はトラスケさん。十兵衛は五右衛門と出会ったことで人生が開けた十兵衛と、才蔵と出会ったことで人生が開けた十兵衛がいると思うのですが、この日の十兵衛は後者だったように思います。人を殺したくはないが降りかかる火の粉は払ってきたような堅物だった十兵衛が、才蔵との共闘を経て丸くなった様子が見えて好きでした。この日の伏見城の絡繰による課題がサンスケさんが苦手とするなぞなぞだったのも功を奏したように感じます。

 

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 来週からはおたくも外部公演に向けてまったり進行のナゴヤ座通いとなるのですが、まだお披露目されていない三役目などもあり、新たな組み合わせに注目しております!