4/15 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座
4/17 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』夜公演@ナゴヤ座
4/18 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座
4/19 『GOEMON -桜華絢爛春乃眺ハ嗚呼絶景-』昼公演・夜公演@ナゴヤ座
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~配役~
石川五右衛門:名古屋山三郎さん(以下「座長」)
真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)
戸沢白雲斎:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)
猿飛佐助:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)
恵比寿屋:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)
霧隠才蔵:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)
筧十兵衛:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)
五右衛門は座長。この日、ラストの佐助との立ち回りがかなり速くて好きでした。そして、立ち回りの最後に五右衛門が手を伸ばした時の表情に、切りたくないのに刀を振るうしかなかった五右衛門の悲しみと、佐助や甲賀衆の想いを受け止めきれなかった悔しさが滲んでいて良かった……! 座長の五右衛門のそういうところが好きです。
この日は座長の五右衛門とサンエーさんの恵比寿屋の組み合わせが初めてだったのですが、このお二人、とても悪友という雰囲気があって面白かったです。EDでお互いに千鳥の香炉を取れただろうと文句を言い合っていて、仲の良さが際立って見えて良かったです。
白雲斎はジューローさん。久しぶりに拝見したのですが、とても雰囲気が変わっていて新鮮でした。何と表現するのが適当かわからないのですが、少し吸血鬼のような雰囲気があって興味深かったです。
恵比寿屋はサンエーさん。サンエーさんの恵比寿屋は初日ぶりに観られたのでとても嬉しかった……! 拝見できていない間に全然印象が違う恵比寿屋になっていて面白かったです。表情の作り方に五右衛門らしさがあって、主人公の五右衛門と脇役の恵比寿屋というよりは盗み屋の五右衛門と恵比寿屋二人が主人公と言った方がいいようなコンビになっていて良かったです。
また、この日恵比寿屋が才蔵を「さいぞーはん」と呼んでいて衝撃を受けました。実は「はん」という敬称ってイ段、ウ段、「ン」の後にはつけられないのですよね……。逆に「才蔵」は伸ばすのでオ段の音になって「はん」になります。「五右衛門はん」に対する違和感より「才蔵さん」に対する違和感の方が強かったため、サンエーさんの恵比寿屋が「さいぞーはん」と呼んでくださったことがとてもありがたかったです。五右衛門を「ごえはん」と呼ぶことがあったのも良かったです。
十兵衛はトラザさん。一幕で才蔵と白虎の脇差を巡って刃を交えるところで、才蔵に対し「いい加減にしろ!」と仰っていて、そのトーンにこれまでも言っても伝わらないということを何度も経験してきたのではないかなと思いました。
また、この日は二幕で「近頃よ」と言いながら出てくるところでヘアバンドを拳に巻いておられてとても嬉しかった……! これ、『シン・沈澱タイ』前に一度やっておられたのですが、その後見られていなかったので再び見られて本当に良かったです。この日特に夜公演は「刀で名を挙げたい」という意思が強く見えていたため、より一層十兵衛の霧掛かった様子とそれを打ち払う様子がよくわかって好きでした。

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~配役~
石川五右衛門:名古屋山三郎さん(以下「座長」)
真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)
戸沢白雲斎:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)
猿飛佐助:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)
恵比寿屋:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)
霧隠才蔵:名古屋参雀久さん(以下「サンジャクさん」)
筧十兵衛:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)
SFN(猫耳のお銀):名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)
この日はなんだかとても良い公演を観た記憶があるにもかかわらず、記憶が猫耳をつけた人に奪われており曖昧になっています。
この日の五右衛門は座長、佐助はトラスケさん。ラストの二人の立ち回りの際に五右衛門が佐助の腹を切ったところで視線が交差していてとても良かった……!
佐助は「天があり、影がある」という辺りからずっと泣きそうになっていて、白雲斎が死んでしまったことが悲しくて仕方ないのだろうなと感じました。
才蔵はサンジャクさん。この日EDで怪我をした腕がちゃんと動くのを確認していて衝撃を受けました。あの傷が治ったのと共に、霧隠村の復讐心も消化できたのかもしれません。
SFNはジューローさん。何が登場するのだろう、と思っていたらなんと『Akou 47 Revengers』でも登場した猫耳のお銀! このお銀、一回の登場時間は短いものの、ちょくちょく登場していて本編と絡んでいるのが面白かったです。
この日本編のお芝居がとても良かった記憶はあるのですが、ラストのEDでお銀が五右衛門から千鳥の香炉を盗んで返すのがあまりにも意味が分からなくて笑ってしまい、本編の記憶がお銀に埋め尽くされてしまいました。

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~配役~
石川五右衛門:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)
真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)
戸沢白雲斎:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエモンさん」)
猿飛佐助:名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)
恵比寿屋:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)
霧隠才蔵:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)
筧十兵衛:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)
五右衛門はトラザさん。この日は五右衛門と佐助の対比がとても際立って見えて好きでした……! 五右衛門も佐助も共に影に生きる忍びですが、ラストの立ち回りでは五右衛門はずっと光が当たっている一方で佐助は光が当たらないところにいて、照明一つとっても二人の立場を示しているのだと分かってしまって良かったです。
トラザさんの五右衛門はあまり佐助の自害を止めようとしない印象があって、それは佐助の気持ちがわかってしまうからだと思っているのですが、この日佐助が自害しようとした時に慌てて煙管を掴んでいて驚きました。ここ、佐助との決着がついた後なかなか煙管を恵比寿屋から受け取ることができずにいて、五右衛門の中で佐助との勝負が大きいものになっていたのだろうな……と思いました。
またこの日一幕で佐助が放った五月雨を十兵衛が受けた際に一度十兵衛に目を向けてから佐助を追いかけていて、五右衛門の中でもう十兵衛らを懐に入れていたのだなと分かって好きでした。佐助に逃げられて壁を殴っていたのも良かった……!
白雲斎と佐助は前日と同じダエモンさんとトラスケさんという組み合わせだったのですが、とても悲しみが強く見えた前日と違い、怒りが強く見えたのが面白かったです。佐助が五右衛門にすべての理不尽をぶつけているようで、その感情の強さがとても好きでした。立ち回りの直前、秀吉が「どうしたら作れるのかのう」と嘆くと佐助が「それはお前が……!」と苛立ちを滲ませていたのも良かったです。尤もだなと思います。
また、この日佐助が覆面を取るタイミングが才蔵との一対一の終わりになっていて、才蔵とのやり取りの中で心境に変化があったのだろうなと思いました。佐助と才蔵の立ち回り、もう頭同士がぶつかってしまうのではないかと思うほど肉迫しており、観ていてとてもわくわくしました!
ダエモンさんの白雲斎は佐助に対しても厳しい印象は崩さないのですが、その根底に優しさがあって好きだなと思います。
恵比寿屋はサンキューさん。サンキューさんの恵比寿屋は、トラザさんの五右衛門の良き理解者で居続けていて、佐助を前にした五右衛門から煙管を受け取る時も、五右衛門に煙管を返す時も、しっかりと五右衛門を見据えて意図を組んでいたのがとても良かったです。サンキューさんの恵比寿屋、五右衛門が「京の町を元に戻してくれ」と千鳥の香炉に願っても文句を言わないのですよね。その選択が「盗み屋」の総意なのだと物語っていて、優しい二人だなと思えて大好きでした。
才蔵はサンエーさん。前回拝見した際にEDで十兵衛と別れるところで振り返ることができない才蔵がいじらしくて仕方がなかったのですが、この日ちゃんと振り返っていて才蔵自身の成長を感じました。
この日の十兵衛はシロウさんで、実際にはサンエーさんの方が年上でいらっしゃるのですが、この才蔵と十兵衛という組み合わせで見ると、才蔵の方がしっかり者の年下という空気感があるのが面白く、ナゴヤ座の妙だなあと思いました。

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~配役~
石川五右衛門:名古屋参十郎さん(以下「ジューローさん」)
真柴久吉(豊臣秀吉):名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)
戸沢白雲斎:名古屋山三郎さん(以下「座長」)
猿飛佐助:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)
恵比寿屋:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)
霧隠才蔵:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)
筧十兵衛:名古屋参史郎さん(以下「シロウさん」)
五右衛門はジューローさん。この日の五右衛門は一幕の伏見城の地下牢で十兵衛から白虎の脇差を取り返したところで、才蔵に返す際に投げなかったのが好きでした。ここで脇差を投げないことで五右衛門が脇差を返す動作に重みが出て見えました。その重みは才蔵の白虎の脇差に掛ける思いでもあるし、同時に才蔵に対し本当に仇討ちをするのかという問い掛けでもあったように思います。
秀吉はサンキューさん。サンキューさんの秀吉は優しいなと思うことが多いのですが、この日佐助が死のうとする時に見ていられないというように顔を伏せてしまうのがサンキューさんの秀吉らしくて好きでした。でも本当は秀吉にこそ見届ける義務があるのではないかな……。
白雲斎は座長。最後に白雲斎が秀吉や佐助に言葉を残す場面で、秀吉に対し静かに勧告するように言葉を続けていた白雲斎が突然「そのお約束お忘れなきよう」と脅すように声を張ったのがとても良かったです。その後の佐助に対する言葉は打って変わって柔らかく、佐助に対する甘さがあって好きでした。
また、二幕冒頭の朝鮮出兵では、佐助が諦めずに押し返そうと進言すると笑みを見せていて白雲斎が佐助の指針になっていたように佐助も白雲斎の希望のようになっていたのではないかなと思いました。
佐助はトラザさん。実に3/15ぶりで、前回と同じ座長との甲賀衆主従が見られてとても嬉しかったです。
この日の佐助は五右衛門に対する敵愾心や嫉妬心が強く見えて好きでした。五右衛門が白雲斎に腕を認められているのもそうだし、甲賀衆は自分だけ残してすべて死んでしまったというのに伊賀者である五右衛門はのうのうと仲間に囲まれて生きているし、そういう許せなさが五右衛門への怒りに繋がっていたのではないかなと思います。
五右衛門との立ち回りは、昼公演で腹を斬られた時に膝をつかないように耐えていて、まだ甲賀衆は負けていないのだと全身で伝えていたのですが、刀と同時に心も折られてしまって膝をつくという流れがとても良かったです。昼公演もとても良かったのですが、夜公演では、佐助が刀を落としてもまだ立っていて、拳を五右衛門に当てていたのがとても好きでした……! 最後まで甲賀衆は負けていなくて一矢報いることができ、五右衛門がその佐助の気持ちまで汲んで受け止めてくれたのだ、と思うとこのやり取りを観ることができたことが嬉しくなってしまいました。立ち回りそのものもリミッターを振り切ったような鬼気迫るもので、大好きでした!
この佐助は、忍びとしての腕はとても良いのですが、本来は泣き虫で弱虫なのではないかなと思います。だから才蔵とのやり取りで図星を突かれると動揺してしまうし、白雲斎が秀吉に「これから生まれる影たちのために」と言うと今後も影が生まれるという事実に泣いてしまうのだろうな……。この日秀吉の「光を浴びせることができなかった」という言葉を遮るようにして「白雲斎様は亡くなられた」と言っていたのも、白雲斎が影のまま散っていたことに対する深い悲しみの現れのようで一貫していて好きでした。
才蔵と十兵衛のコンビは前日と同じサンエーさんとシロウさん。お二人の別れ際が回を重ねる毎に進化していて、他の組み合わせになった時も楽しみです。
才蔵は一幕の終わりでずっと十兵衛を見ていて、五右衛門が「お前たちも行くか」と振り返る直前に脇差を掴んで決意を固めていたのが見えて良かったです。

四月の『GOEMON』もいよいよラスト一週を残すのみとなりました。いよいよ周年ウィークも差し迫り、座員の皆様はとても大変な時期だと思うのですが、おたくもしっかり体力をつけて全力で楽しみたいと思います!