静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

弥次さん喜多さん 2023.2.5

2/5 「YAJIKITA」昼公演・夜公演@ナゴヤ

 

 

 2月初週最終日。今回もとても面白い一日となりました。

 

〜配役〜

・弥次さん:名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・喜多さん:名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

 

護摩の灰(兄い):名古屋虎之助さん(以下「トラスケさん」)

護摩の灰(子分1):名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)

護摩の灰(子分2):名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・宿屋の主人:名古屋山三郎さん(以下「座長」)


・医者:サンキューさん

・産婆:座長

・坊主:藤田誠樹さん (以下「セイキさん」)

・宿屋の主人:トラスケさん


・小山田豪傑:セイキさん

・豪傑の子分:座長

・近藤雷蔵:ダエさん

雷蔵の子分:トラスケさん


・腹出し:セイキさん、ダエさん、サンキューさん

・鎌倉権五郎:トラスケさん

 

 昼公演は毎回どんな配役で来るか分からず、どきどきのまま前説のおふたりの登場を待っているのですが、今回はなんと座長とダエさんという新鮮なおふたりでご登場! 前説からダエさんの世界にどっぷりで、セイキさんへのオオムコウの例として「パワー!」を提示。試しに皆で「パワー!」と叫んだのですが、面白すぎて笑いながらになってしまいました。また、本編中喜多さんも「パワー!」と仰っていたのが不意打ちでずるかったです。

 金曜、日曜と喜多さんを演じたサンスケさん。この喜多さんは2月に入って新しい武器を身に付けていました。その名も「エロエロレーダー」という、なんともあんまりな名称なのですが、サンスケ喜多さんが至極真面目にやってらっしゃるので笑ってしまいました。サンエー弥次さんとのペアは久しぶりだったため気が付いていなかったのですが、「暗闘の宿」でゴム壁に引っかかって転んでしまうサンスケ喜多さんはダエ弥次さんには「心配してくれないならもう動かない!」と駄々をこね、サンエー弥次さんには「泣いてない!」と意地を張るのですね。それぞれの関係性が異なるのだな、と改めて感じたシーンでした! また、「川越人足銭渡り」では水に怯えるサンエー弥次さんに「イケメンが台無し」と仰っていて、この喜多さんは弥次さんのことをイケメンだと思っているのだな、と微笑ましい気持ちになりました。

 サンエー弥次さんは体感久しぶりだったのですが、お髭や表情の作り方がとても野性味があり、とても格好良かったです。OPで喜多さんが屁を放つところで弥次さんを見てみたところ笑っていらっしゃって、結構悪い弥次さんだなと思いました。サンスケ喜多さんとの関係が一番対等な悪友に近いのはサンエーさんなのではないかな……。「夢の宿」では鎌倉権五郎や腹出したちに「何の時間?」と言われてもゆっくり変装を解く姿が特撮などの変身バンクのような趣を感じて好きです。

 新役だったダエさんは、護摩の灰でもとても面白かったのですが、驚いたのは雷蔵さんでした。トレードマークのピンクの衣装はなくても、一目で「あの雷蔵だ」と分かる立ち姿やメイクで、親分になる日が近い雷蔵さんなのではないかなと感じました。サンスケ喜多さんがダエ雷蔵さんを背負っている間潰れそうになっていたのも面白かったです。

 そしてこの日一番の衝撃だったのが、夜公演の腹出しです。今までセイキ腹出しさんは「足の裏がむずむず致す」でストレートにやっていらしたのですが、この回は参十郎さんがやってらっしゃるようにむずむずしてらっしゃって驚きました! ダエさんも新役のため初めて拝見しましたが、ドキドキしてらして面白かったです。

 トラスケさんは金曜と同じく鎌倉権五郎のポジション。特に「腹痛の宿」の主人が大好きなのですが、今回は奥様のお名前が「サイ」に進化していて、初見のように笑ってしまいました。「サイ」さん、どんな字を書くのでしょうか……。「犀」だと動物の「サイ」でもありながら金木犀のきらめきも感じて好きです。

 ここのところ高頻度で拝見しているサンキュー医者さんはますます暴走を極めていて、すぐに帰ろうとしてしまう医者に振り回される喜多さんも腹痛になってしまうのでは? と思うほど。サンスケ喜多さんが引き留めるべく足を掴むと「足を触るな!」と叱るのが面白かったです。

 

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 新役ラッシュも落ち着いたかと思いきや、2月に入ってまた新役が出始めた「YAJIKITA」シリーズ。次回は水曜日の「YAJIKITA2」! トラスケさんが加わった「YAJIKITA2」がどうなるか、とても楽しみです!