静心なくお金飛ぶらむ

オタクの現場備忘録。内容と語彙がない。

弥次さん喜多さん 4週目始まり

1/25 「YAJIKITA」夜公演@ナゴヤ

 

 

 1月も最終週に突入しました。昨日は夜公演観劇前に2月のスケジュールが発表され、なんとずっとお休みされていた名古屋虎之助さんのご復活が! ご機嫌のおたくによる「YAJIKITA」(以下「1」)振り返り、4週目も始まりました。

 

〜配役〜

・弥次さん:名古屋参駄右衛門さん(以下「ダエさん」)

・喜多さん:名古屋虎三郎さん(以下「トラザさん」)

 

護摩の灰(兄い):名古屋山三郎さん(以下「座長」)

護摩の灰(子分1):名古屋山之助さん(以下「サンスケさん」)

護摩の灰(子分2):名古屋参永已さん(以下「サンエーさん」)

・宿屋の主人:名古屋参九郎さん(以下「サンキューさん」)


・医者:サンスケさん

・産婆:サンキューさん

・坊主:名古屋参十郎さん (以下「ジューローさん」)

・宿屋の主人:座長


・小山田豪傑:ジューローさん

・豪傑の子分:サンキューさん

・近藤雷蔵:サンエーさん

雷蔵の子分:座長


・腹出し:ジューローさん、サンエーさん、サンスケさん

・鎌倉権五郎:座長

 

 練り歩きの段階では今回もトラザ喜多さんであることに脳の処理がいっぱいいっぱいになり、うっかりしていたのですが、前説が始まってみると、サンエーさんのお衣装がいつもと違うことに気が付きました。着ておられるお衣装から察するに雷蔵。「1」の産婆(暗闘宿屋の主人、豪傑の子分)、弥次さん、「YAJIKITA2」の卯頭(懸衣翁)、奪衣婆(人頭幢、人呑鬼)に続く5役目で、頼もしさが天井知らずです。また、前説のもう御一方はサンキューさん。今年に入ってからたくさんサンキューさんの前説を拝見している気がするのですが、毎回前説からとても面白く、さすがだなと思います。それにしても、前説で告発されがちなお金を借りるダエさん、「らしさ」に溢れていて面白いなともいます。この後登場するダエ弥次さんがいつもまったく悪びれていないのも大好きです。

 

◇暗闘の宿

 「暗闘の宿」、何と言っても新役サンエー護摩の灰さんがとても良かったです! サンエーさんがやってらっしゃった「かっちゃん」の方の護摩の灰、元々兄いに対して不満がある様子でしたが、サンエー護摩の灰さんは今までに拝見した護摩の灰の中でも特に擦れていて、返事を催促されても渋々といった様子で真面目に返事をされないのが新鮮でした。サンスケ護摩の灰さんは初期装備の棒でトラザ喜多さんを容赦なく叩く様子が毎回面白くて大好きです。

 トラザ喜多さんは相変わらず「弥次さん助けて!」と言いながら護摩の灰に中指を立てるのが余裕の様子で好きです。この回、暗闇で弥次さんに声を掛けられて怯えるところで、「本当に弥次さん?」と疑っていたのに、ダエ弥次さんの発する謎の音で弥次さん判定を下していたのが訳が分からなくて最高でした。

 

◇腹痛の宿

 「腹痛の宿」は、最初の喜多さんによる「弥次さん 災難 腹痛の宿」の歌があまりにも大好きなのですが、トラザ喜多さんは刀をマイクにして「かちっ」とスイッチを入れる様子が可愛くて更に大好きです。また、苦しむ弥次さんを見てご機嫌になってしまうトラザ喜多さんも何度見ても可笑しくて好きです。

 また、今回のサンスケ医者さんも「ユ↓ーモ↑ア↓」があって、盛大に笑ってしまいました。先日やってらっしゃったお稲荷さんのネタが復活していたことが嬉しくて、フライング気味で笑ってしまいました。

 座長の宿屋の主人は相変わらずホラーテイストの怖さがあり(ご本人曰く「瞼を2mm大きく開いているだけ」だそう)、サンキュー産婆さんは安定のバランス感で純粋に面白く、ジューローさんの坊主はやっぱり人間らしからぬ形状の口元で凄かったです。

 

◇川越人足銭渡り

 この回の配役ではサンエーさんが雷蔵。サンエーさんといえば、やはり細身でいらっしゃるため、このお身体でトラザ喜多さんを背負うのか!? とドキドキしていました。始まってみると、サンエー雷蔵さんは「この細い肩に乗せて」など一部改変されていて面白かったです。また、トラザ喜多さんにもっと早く、と急かされると言い返していて、メンタルの強さを感じました。豪傑組と雷蔵組に分かれて睨み合うシーン、以前は子分同士で拝見したジューローさんとサンエーさんのペアで、とても胸が熱くなりました!

 川の水を汲みにくるトラザ喜多さんの笠にオヒネリをそっといれる河童(トラザさん談)をしていたのですが、2回目は周りの方も河童になってくださったので嬉しかったです。

 

◇夢の宿

 「夢の宿」は腹出しの個体差が好きです。特に、「足のむずむず」や「胸がどきどき」、「下っ腹がピーンと」の擬音語の言い方が人によってかなり違っていてい、とても面白いなと思いました。今回はどうなるかな? と思っていたら、サンエー腹出しさんが割と冷静ながら多めにどきどきしていらっしゃって面白かったです。

 座長の権五郎はやはりとても綺麗で格好良くてもっと拝見したいな、と思う一方、またトラザ権五郎さんも拝見したいな……と思いました。2月は1日だけのご出演ですが、機会があれば嬉しいところです。

 トラザ喜多さんの啖呵は合計5公演拝見しましたが、今回が最も格好良くて、東京に行かれる前に夢みたいに格好良い口上を拝見できてとても嬉しかったです!

 

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 今回はここまでの3週間と違い、新役が少なかったため、全体的に組み合わせによって生まれる差異を楽しむことができました。1月も残すところあと僅か! 週末も楽しみにしています!